TEAC、独beyerdynamicの最上位ヘッドフォン「T1」
-実売14万円。12万円の高級ヘッドフォンアンプも
ティアック株式会社は、独beyerdynamicのヘッドフォン、フラッグシップモデル「T1」と、ヘッドフォンアンプのハイエンドモデル「A1」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はヘッドフォンが14万円前後、ヘッドフォンアンプが12万円前後の見込み。
なお、10月31日に東京・中野のAVショップ、フジヤエービックが中野サンプラザで開催する「秋のヘッドフォン祭2009」への出展が予定されている。
■ ヘッドフォン「T1」
セミオープンタイプのダイナミック型ヘッドフォン。最大の特徴は、1テスラ(=10,000ガウス)を越える強力な磁束密度を生み出すテスラテクノロジーを用いた、新開発の小型トランスデューサーを装備した事。出力音圧レベルは最大102dB 1mW/500Hz(126dB 300mW/500Hz)で、「従来のヘッドホンと比べ、2倍以上の能率を実現した」という。
再生周波数帯域は5Hz~50kHz。インピーダンスは600Ω。全高調波歪率は0.05%以下(1mW/500Hz)。許容入力は300mW。
イヤーパッドはベルベット。ケーブルは3mのU字型。入力コネクタは金蒸着タイプのステレオ標準プラグ。ケーブルを除いた重量は約350g。
■ ヘッドフォンアンプ「A1」
A1 |
電源部にはトロイダルトランスコアと、厳選したパーツを投入。マイクロプロセッサで制御されるリレーにより、電源のオン/オフ時に発生するクリックノイズや、入力切り替え時に発生する不要なノイズをカットしたという。
ヘッドフォン出力は標準プラグ用を1系統装備。入力(アナログRCA)は2系統装備。RCAのラインアウトも1系統備えている。大型のボリュームツマミを採用。出力は100mW(600Ω)、170mW(250Ω)、150mW(30Ω)。入力インピーダンスは50kΩ。最大増幅は18dB。再生周波数帯域は1Hz~100kHz(-1dB)。全高調波歪率は0.001%(170mW/250Ω)。チャンネルセパレーションは89dB以上。S/N比は100dB以上。 出力インピーダンス(ヘッドフォン端子)は100Ω。
消費電力は15W。外形寸法は250×225×50mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2.3kg。
(2009年 10月 30日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]