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beyerdynamic、テスラドライバヘッドフォン第3世代「T1/T5」
2020年11月18日 16:52
ティアックは、beyerdynamicブランドのテスラテクノロジー搭載ヘッドフォンの第3世代2機種を11月28日より発売する。ラインナップは開放型の「T1 3rd Generation」と密閉型の「T5 3rd Generation」。ともに価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12万円前後。
beyerdynamic独自開発の「テスラドライバー」を搭載したヘッドフォン。"Holistic Design"(=全体的、完全体のデザイン)というコンセプトを基に、音響特性に関わる全てのパーツおよび、素材の見直しを行なったという。
テスラドライバーは、電気信号だけでは表現出来なかった高い解像度、広いダイナミックレンジ、歪みの低減を、1テスラ(1万ガウス)を超える強力な磁力で実現することを目指したもの。第3世代へと進化し、従来の音場表現と、高解像度で透明感のあるシグネチャーサウンドを基盤として残しつつ、一音一音きめ細やかに再現するチューニングを施したという。
開放型のT1は、穏やかにブーストさせた低音による広々とした音場表現で、温かみのあるサウンドが特徴。密閉型のT5は、クリアに際立つボーカルやリアルな楽器サウンドが生演奏を彷彿させるとしている。
インピーダンスは従来の600Ωから32Ωに変更。低い抵抗値でヘッドフォンのパフォーマンスを発揮できるようになり、ポータブルデバイスでも、ヘッドフォンアンプを使わずに十分な音量を確保できるようになった。
両出しで着脱可能な専用ケーブルは、高純度無酸素銅7NOCC線を使用し、音響伝送における微細な信号をロスなく伝送するという。被膜には外部ノイズに強く、柔軟性に優れる上質なテキスタイルコーティング(繊維被膜)を採用している。プラグは3.5mmステレオミニ。ケーブル長はT1が3m、T5が1.4m。
ともに交換可能なイヤーパッドを採用。中身に柔らかな形状記憶フォームを使用している。外皮は、T1が通気性の良いソフトベロアを使用。T5には適度な密着感があり、遮音性を向上する人工皮革(レザーレット)を使用している。
共通して、周波数特性は5Hz~50kHz。感度は100dB(1mW)。ヘッドバンド側圧は約4N。ケーブルを除く重量は360g。6.3mm標準プラグアダプター、専用キャリングケースなどが付属する。