◇ 最新ニュース ◇

2014年11月26日

2014年11月25日

2014年11月21日

【Watch記事検索】

秋のヘッドフォン祭 2009【ヘッドフォン/イヤフォン編】

ダイナミック型で2ウェイのカナル「W(ドブルベ)」
ゼンハイザーは新NC。「Edition8」に新バージョン


会場の様子

開催日:10月31日 11時〜17時30分 

開催場所:中野サンプラザ 15階

入場料:無料

 東京・中野にあるAV機器の専門店フジヤエービックのデジタルスタイルショップが主催する「秋のヘッドフォン祭 2009」が10月31日の土曜日、中野サンプラザにて開催された。入場料は無料。

 ここではヘッドフォン/イヤフォンの新製品を中心にレポートする。


■ ラディウス

 ラディウスのブースでは、ダイナミック型でありながら、ウーファとツイータ、2基のユニットを内蔵した2ウェイのカナル型(耳栓型)イヤフォン「W(ドブルベ)」が展示されていた。11月末発売予定で、価格は1万円台半ばを予定している。

 ウーファユニットとツイータユニットを同軸上に配列したDDM(Dual Diaphragm Matrix)方式を採用。サイズはウーファが15mm径、ツイータが7mm径。ネットワークもハウジング内に内蔵している。

W(ドブルベ)の使用イメージ ダイナミック型ながら、2ウェイを実現した 内部構造。振動板が2つ入っている事がわかる。Cがウーファ、Lがツイータ。ハウジングのそばに搭載されているMのパーツがネットワーク

 繋がりの良い音を得るための工夫として、ツイータを耳穴ではなく、外側に向けて配置。高音をハウジング内側に反射させ、ウーファの中低域と合わせて耳に届ける仕組みになっているという。再生周波数帯域は10Hz〜18kHz。出力音圧レベルは105dB/mW。最大入力は20mW。インピーダンスは24Ω。


■ ゼンハイザー

 ゼンハイザーのブースでは、人気のハイエンドヘッドフォン「HD800」を多数用意し、気軽に試聴できる環境を用意。さらに、「Hi-End Show Tokyo 2009」で披露され、発売も順次開始されている低価格なヘッドフォンシリーズ「HD448」、「HD438」、「HD428」、「HD418」も展示された。

HD400シリーズが展示されたゼンハイザーブース

 新製品としては、ノイズキャンセリングヘッドフォン「PXC300」の後継モデル「PXC310」が初登場。年内発売を予定しており、価格は3万円程度を予定している。

PXC310。折りたたみが可能になっている 使用時の形状。ハウジングに電源やコントロールも内蔵した

 PXC300からの変更点は、これまでケーブルの途中に用意していた電源とコントロール部を取り払い、ハウジング内蔵としたこと。ハウジングの内蔵バッテリをUSB経由で充電するタイプになる。

 デザインも若干変更されているほか、折りたたみ機構も採用。バッテリ/コントロール部を内蔵化した事と合わせ、可搬性が大きく向上するという。


■ フォステクス

 ヘッドフォンアンプの新製品を多数出品したフォステクスカンパニーは、ヘッドフォンの新モデルも参考展示している。「年明け、春ぐらいの発売を予定している」というモデルで、価格は10万円程度を想定。

 ハウジングに桜の木を使っており、表面に漆を塗っているのが特徴。赤味を帯びた複雑な表情を持った塗装と、深みのある黒漆の2種類を予定。漆は木の強度を上げる効果もあり、再生音の向上にも寄与しているという。

赤味を帯びた漆塗装のモデル。漆ならではの複雑な模様が出ている 黒漆のモデル。片方のハウジングだけ金色の輪っか塗装が施されているが、これは左右を判別するための 黒漆のモデルも漆ならではの深みが味わえる


■ ACOUSTIC REVIVE

 関口機械販売のACOUSTIC REVIVEブランドは、電源タップやケーブル、各種コネクタ、スピーカースタンド、音響チューニング機器などのアクセサリで知られているが、今回のイベントで密閉型ヘッドフォン「RHP-S1」を参考出展。今冬発売予定だという。

 ネオジウムマグネットを使った50mm径ユニットを搭載。左右のハウジング下部にミニXLRプラグ備え、ケーブルの着脱が容易に行なえる。ケーブルにはPCOCC-A単線2芯銅箔シールドケーブルを採用し、付帯音や歪みの原因となる迷走電流を発生させないという。内部配線には楕円形状のPCOCC-A単線を使用している。

RHP-S1の試作モデル イヤーパッドを含め、おにぎりのような独特の形状が特徴 底面。ミニXLRプラグの入力を備えている

右が標準付属のケーブル。左がオプションで用意するXLRプラグのバランス接続ケーブル
 入力プラグは標準タイプだが、音質に悪影響を及ぼすという鉄芯を排除し、メッキも含めて非磁性体で構成する新規設計のプラグを採用。導通部には銀とロジウムのメッキを施している。なお、オプションとして自社製無ハンダ、ネジ留め式のXLRプラグを使ったバランス接続ケーブルも用意するという。

 ハウジング内部にはトルマリン含浸天然シルク材を装着し、高い質感と音色を実現。ハウジング素材にもトルマリンパウダーを含浸させた、新開発の特殊素材を使っているという。

 ACOUSTIC REVIVEではさらに、AKGのヘッドフォンStudioシリーズや、パイオニア「HDJ-2000」など、ミニXLR接続のヘッドフォンで使用できる交換ケーブル(標準プラグ-ミニXLR)も参考展示。こちらも今冬発売予定で、2万円程度になる見込み。

 会場ではAKG K271の標準付属ケーブルとの聴き比べも行なえ、実際に試聴したところ、レンジの拡大と、低域の躍動感の向上、解像感のアップなどが実感できた。向上幅は非常に大きく、DACやアンプなどを変更したように感じるほどだ。


AKGのヘッドフォン交換ケーブルの聞き比べ。左が標準のケーブル、右の太いケーブルが交換用のACOUSTIC REVIVE製ケーブル AKGのK271ヘッドフォンに接続したところ


 

■ ウルトラゾーン

Edition8 Palladium
HFI-2400
 「Edition8」が人気のウルトラゾーン(国内販売はタイムロード)は、その別カラーモデル「Edition8 Palladium」(パラディウム)をサプライズ発表した。「Edition8」のハウジングには、レアメタルのルテニウムが使われており、表面は鏡面仕上げとなっている。

 Palladiumはその名の通りパラジウムを使ったバージョンで、光沢を抑えたマットシルバーになるという。「指紋が目立ちにくいカラーだが、再生音は通常モデルと同じ」とのこと。12月中旬発売予定で、価格は「通常モデルより15,000円〜2万円程度高くなる」という。フジヤエービックでは予価168,000円で予約を受け付けていた。

 タイムロードブースではほかにも、新ヘッドフォン「HFI-2400」を紹介。オープン型「HFI-2200」の後継モデルとなり、11月14日に発売。外観が一新され、取り外し可能なケーブルの入力プラグはステレオミニから標準タイプに変更され、ステレオミニへの変換プラグが付属するようになる。価格は39,900円。



■ 完実電気

 完実電気のブースでは、取り扱う米Monster Cableのヘッドフォン/イヤフォンの新製品を紹介。注目は12月中旬発売のカナル型イヤフォンの「Heatbeats by Lady Gaga(MH BTS IE GA)」。アーティストのLady Gagaがデザインしたモデルで、ファッション性の高いクールなデザインが特徴。また、パネル展示のみだが、ヒップホップアーティストのDr.Dreが監修して製作されたBeatsシリーズの新製品「Beats Solo by Dr.Dre(MH BTS ON SO CT)」も紹介している。

Heatbeats by Lady Gaga(MH BTS IE GA) キャリングケースのデザインはハウジングと統一されている Beats Solo by Dr.Dre(MH BTS ON SO CT)

 また、年内の発売を目指しているというカナル型の新製品も展示。Turbine PROシリーズの「MH TRB-P IE GLD」と、Jamzという低価格なシリーズの「MH JMZ IE」。価格は「MH TRB-P IE GLD」が3万円程度、「MH JMZ IE」が13,000円程度の見込み。

 さらに、ジャズの帝王Miles Davisモデル「Miles Davis Tribute Jazz Headphones」の発売も予定しているという。海外での価格は499.95ドル。

Turbine PROシリーズの「MH TRB-P IE GLD」 Jamzシリーズの「MH JMZ IE」 Miles Davis Tribute Jazz Headphonesは、このモデルをベースにしているという


 

■ その他

 金属削り出し筐体を使った高級イヤフォンで話題を集めるファイナル・オーディオデザイン事務所は、初となるバランスドアーマチュアユニットを採用した試作機を参考展示した。年末の発売を予定しており、アーマチュアタイプでもハウジング内の空気の量をコントロールするダイナミック型と同様の技術を使用。「シングルユニットタイプだが、レンジの広い再生音を目指して開発している」という。さらに、ヘッドフォンアンプの試作機も展示された。

ファイナル・オーディオデザインのアーマチュア型イヤフォン ヘッドフォンアンプの試作機も参考展示。入力や電源がバラバラになっているが、製品化時は一体型になる

□関連記事
 【8月26日】ファイナル・オーディオ、金属削り出し筐体のイヤフォン
−実売20万円のクロム銅など3製品。ABS筐体イヤフォンも
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090826_310903.html

ヒビノインターサウンドが11月20日に発売する、米Shureのヘッドフォン3製品も注目を集めている。「SRH840」(実売2万円前後)、「SRH440」(同12,000円前後)、「SRH240」(同7,000円前後)と比較的低価格ながら、Shureらしい高品質なサウンドが得られる。詳細は既報の通り
NuForceのカナル型イヤフォンに、マイクとコントローラー付のモデルが登場。「NE-7M」で、価格は7,875円。iPhoneでも使用できる イーフロンティアのブースではKlipschの「Image S4」の新バリエーションとして、iPod/iPhone対応モデル「Image S4i」を紹介。ケーブル途中にリモコンとマイクを備えている
スタックスブースでは、静電型イヤースピーカー用アンプの試作機として「SRS-3000」の後継となるモデルも展示された 多数の新製品を発表しているオーディオテクニカは、その一部を展示。注目の「ATH-ES10」や「ATH-W1000X」などは「まだ最終段階の音になっていない」とのことで残念ながら試聴できなかったが、多くの来場者で賑わっていた
ハーマンインターナショナルのブースには、JBLブランドの新オーディオシステム「SAS100」が登場 ゼネラル通商のブースでは、JAYSの現行製品を一気に展示。カナルの「s-JAYS」や「d-JAYS」、ヘッドフォンの「v-JAYS」、「c-JAYS」など 韓国のメーカーCRESYNのヘッドフォンも登場。PHIATONブランドの製品として、カーボングラパイトファイバーインクロザーを使った「MS 400」(24,900円)や、NCタイプの「PS 300 NC」(29,900円)、チタニウムドライバーを使った「PS 500」(29,900円)など、様々なモデルを日本展開していくという
フォーカルポイントコンピュータのブースでは、11月から発売する英Atomic Floydブランドのイヤフォンを紹介。Philipsでヘッドフォンのデザインや開発を手掛けたJamse Strong氏が代表と務めるメーカーで、ハウジングなどにステンレスをふんだんに使っているのが特徴。カナル型、マイク付き、耳掛け型など、様々なモデルを用意している。詳細は既報の通り



(2009年 11月 2日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]



00
00  AV Watchホームページ  00
00

Copyright © 2014 Impress Corporation. All rights reserved.