三菱、バックライト制御で省エネ化した液晶テレビ3製品
-「REAL MXシリーズ」の32/26型。オートターンも搭載
三菱電機は、液晶テレビ「REAL」の新製品として、バックライトの効率化などで年間消費電力量を抑えた3モデルを3月15日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格や発売日は下表の通り。
型番 | サイズ | パネル解像度 | オートターン機能 | 発売日 | 店頭予想価格 |
LCD-32MX45 | 32型 | 1,366×768ドット | ○ | 3月15日 | 8万5,000円前後 |
LCD-32MX40 | - | 8万円前後 | |||
LCD-26MX45 | 26型 | ○ | 3月31日 | 7万円前後 |
パーソナルユースや2台目需要などを見込んだ「MXシリーズ」の新製品で、パネル解像度はいずれも1,366×768ドット。
大きな特徴は、バックライトの効率的なコントロールにより、年間消費電力量を従来モデル(LCD-32MX35/32MX30/26MX30)より削減したこと。また、32/26MX45ではリモコンで左右各30度ずつ向きを変えられる「オートターン」が利用できるなど、使いやすさの向上も図られている。なお、「オートターン」以外の仕様は、MX40/MX45でほぼ共通。
LCD-32MX40(左)とLCD-26MX45(右) |
チューナは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。EPGは、9チャンネル/8時間、7チャンネル/7時間、6チャンネル/6時間、5チャンネル/5時間から選択可能。郵便番号を入力するだけでチャンネル設定を完了する「らくらく設定」や、「声ハッキリ」機能なども備えている。
省エネの面では、高効率バックライトで消費電力を抑えた「ECOパネル」を搭載するほか、概算消費電力や省エネ度をひと目で確認できる「ECOメーター」、省エネ設定時/非設定時の電気代の違いやCO2排出量の違いを表示する「ECOモニター」、明るさセンサーを使った自動省エネ機能なども利用できる。
映像エンジンは最新の「DIAMOND EngineVIII」を搭載。ノイズ低減機能「HD3DDNR回路」、コントラスト向上技術「ダイナミックレベルエクスパンダーIII」などにより、画質向上を図っている。スピーカーは10W×2chで、サラウンド技術「DIATONE サラウンド 2.0」や、低域強化機能の「DIATONE BASS」、ヘッドフォン用の「DIATONE サラウンド HEADPHONE」なども搭載する。
映像信号の特徴を解析することで、ノーマル/スタジオ/シネマ/スポーツ/ミュージックの各5カテゴリで最適な画質に自動調整し、デジタル放送のEPG情報を元に音質も自動調整する「オートジャンル適応画質・音質モード」を搭載している。
HDMI入力はいずれも3系統備え、CEC機能の「REALINK」に対応。同社BD/DVDレコーダと連携して録画予約などが行なえるほか、AVアンプとのボリューム連動も可能。Ethernetを備え、動画配信のアクトビラ ビデオ・フルも利用できる。さらに、SDカードスロットを備え、カード内のJPEG再生も行なえる。そのほかの入出力端子も3モデル共通となっている。
型番 | LCD-32MX45 | LCD-32MX40 | LCD26MX45 |
画面サイズ | 32型 | 26型 | |
パネル解像度 | 1,366×768ドット | ||
チューナ | 地上/BS/110度CSデジタル×各1 地上アナログ×1 | ||
スピーカー出力 | 10W×2ch | ||
入力端子 | HDMI×3 D4×1 S映像×1 コンポジット×2 アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1 アナログ音声×3(RCA×2、ステレオミニ×1) | ||
出力端子 | 光デジタル音声×1 アナログ音声(RCA)×1 ヘッドフォン×1 | ||
その他端子 | Ethernet×1 | ||
消費電力 | 90W | 73W | |
年間消費電力量 | 61kWh/年 | 50kWh/年 | |
待機時消費電力 (高速起動「入」時) | 0.1W (約15W) | ||
外形寸法 (幅×奥行き×高さ/スタンド含む) | 792×273×563mm | 792×241×561mm | 656×244×488mm |
重量 (スタンド含む) | 13.4kg | 12.7kg | 10.8kg |
店頭予想価格 | 8万5,000円前後 | 8万円前後 | 7万円前後 |
(2010年 3月 3日)
[AV Watch編集部 中林暁]