日本ビクターの新社長に、元日本ポラロイドの伊藤氏


3月26日発表

 JVC・ケンウッド・ホールディングスは26日、4月1日付で、子会社の日本ビクターの社長に日本ポラロイドの社長などを務めた伊藤裕太氏が就任すると発表した。

2006年11月に、日本ポラロイドの製品発表会に出席した時の伊藤裕太氏
 伊藤氏は昭和30年生まれで、早稲田大学卒業後、昭和54年にパイオニアに入社。その後、アップルコンピュータでデベロッパマーケティング部長、ディズニーインタラクティブジャパンの日本代表、エキサイトの代表/ゼネラルマネージャーなどを経て、平成16年に日本ポラロイドの代表取締役COOに就任。同年12月には社長となり、平成21年9月にはMBOにて日本ポラロイド全株式取得。平成22年1月には日本ポラロイドの社名をフロントランナーに変更し、社長を務めている。なお、伊藤氏は3月末に同社の社長を退任後、非常勤取締役に就任予定。

 JVC・ケンウッド・ホールディングスでは、構造改革や統合効果により各事業の収益改善を進めると共に、ホールディングスの代表取締役会長兼社長の河原春郎氏が、ビクターの代表取締役も兼ねていた。

 ビクターの社長に伊藤氏を迎えることについて、JVC・ケンウッド・ホールディングスは「業績回復が遅れているビクターの起死回生に向けた新たな業績改善への取り組みとして、まず人心の刷新をはかるため、国内外のエレクトロニクスメーカーなどにおいて30年余りにわたるマネジメントの実績を持つ若手経営者の伊藤氏を招聘した」と説明している。


(2010年 3月 26日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]