NECの超解像トランスコーダを「MUSIC ON! TV」が採用

-「1枚超解像は音楽コンテンツの高画質化に適している」


SR-1000

3月30日発表


 NECは、有料音楽チャンネル「MUSIC ON! TV」の番組制作を行なうミュージック・オン・ティーヴィから、超解像トランスコーダ「SR-1000」を受注したと発表した。

 「MUSIC ON! TV」は、アーティストのビデオクリップやライブ映像の番組で、スカパー! やCATVで視聴可能。同社は、'09年10月よりHD放送を開始しているが、過去のコンテンツや自主制作番組などはSD映像のため、これらをHDに高画質化するために「SR-1000」の導入に至ったという。

 「SR-1000」は、独自の「1枚超解像技術」により、通常のアップコンバート処理に比べ、拡大時のぼやけやエッジの粗さを改善し、鮮明で自然なフルハイビジョン表示が行なえることが特徴。また、「1枚超解像は、頻繁に画面が切り替わる音楽コンテンツの高画質化に適しており、ミュージック・オン・ティーヴィが保有しているSD形式の音楽コンテンツを高画質なHD映像として有効活用できる」としている。

 NECでは、今後もコンテンツプロバイダやCATV事業者などに向け、低コストでSD映像をHDに変換できるソリューションとして「SR-1000」の拡販に取り組むとしている。



(2010年 3月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]