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ゼンハイザー史上最強ANCヘッドフォン「MOMENTUM 5 Wireless」。初Dolby Atmos対応
2026年5月26日 07:00
Sonova Consumer Hearing Japanは、ゼンハイザーブランドの最上位ワイヤレスヘッドフォン「MOMENTUM 5 Wireless」を、6月22日に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は69,960円前後。予約は6月12日より受け付ける。カラーはブラックとホワイト。
2022年に発売した「MOMENTUM 4 Wireless」の後継機種で、「ゼンハイザー史上最強のANC(アクティブノイズキャンセリング)、通話性能」を謳うほか、ブランド初のDolby Atmos対応ヘッドフォンとして発売する。
ゼンハイザー担当者によれば、「(ゼンハイザーの製品は)音は良いけど、ノイキャンがちょっと弱いと言われてきましたが、今回は史上最強のノイキャンにDolby Atmos対応、ハイレゾワイヤレスとスペックはフル装備」としつつ、「やはり僕ら(ゼンハイザー)と言えば音質」とサウンドも妥協していないとする。
ドライバーユニットは、引き続きゼンハイザーが自社開発した42mm径ダイナミックドライバーを1基搭載する。「HD 600」シリーズのドライバーがベースで、低歪みで極めて効率的な音響設計を実現。「繊細なボーカルのニュアンスから、迫力ある低音と繊細な高音、あらゆる音が鮮明に響き、かつ広がりのあるサウンドステージで、音量の大小を問わずバランスよく再生する」という。
音質チューニングでは、300Hz~500Hz付近を滑らかにすることで楽器・ボーカルのサウンドをナチュラルに、3~4kHz付近をやや持ち上げることで、中音域内の低めの帯域を滑らかに仕上げたとのこと。
再生周波数帯域はUSB、Bluetooth接続時で6Hz~40kHzとなり、前モデルの6Hz~22kHzから81%広げられている。アナログ接続時は6Hz~20kHz。
前モデルと同じく、Bluetooth用チップとDACなどの機能を司るチップを別々に搭載する構成も採用した。
「ゼンハイザー史上最強」を謳うANCは、マイクのノイズフロア低減と高度な信号処理により、周囲の環境変化に応じてリアルタイムに最適化される、ハイブリッド・アダプティブANCを採用する。
搭載マイク数は前モデルの片側2基・合計4基から片側4基・合計8基に増やしつつ、すべてをデジタルマイクに刷新。これにより、中音域を中心としたノイズ低減性能が最大3倍に向上したという。外音取り込み機能、自動風切り音低減機能も利用できる。
通話用マイクは3基のビームフォーミングマイクと1基のフィードバックマイク構成で、デジタルノイズキャンセルにも対応。自動サイドトーン機能にも新対応した。
Bluetoothコーデックでは、新たにaptX Adaptiveに対応。そのほかSBC、AAC、aptX、aptX HD、aptX Losslessをサポートし、Qualcommの「Snapdragon Sound」にも対応する。
ゼンハイザーのヘッドフォンでは初めて空間オーディオのDolby Atmosにも対応した。スマートフォン用アプリ「Smart Control Plus」から同機能をONにすることで楽しめ、ヘッドトラッキング機能も利用できる。そのほかユーザーの好みに応じて、アルゴリズムを使って独自のサウンドプロファイルを作成できる「サウンドパーソナライズ」も利用可能。
Google Fast Pairに対応するほか、前モデルから装着検知機能も強化されている。バッテリー駆動時間はANC ON時で最大57時間。またMOMENTUM 5 Wirelessではユーザー自身でバッテリー交換が可能となり、長期間使用してバッテリーが劣化してきた場合でも、バッテリーだけを交換してヘッドフォンを使い続けられる。
本体デザインはヘッドバンドのスピンリングロゴなど、随所にメタリックパーツをアクセントとしてあしらったほか、イヤーカップも光沢感のある加工仕上げとすることで高級感を演出。ソフトなイヤークッションとヘッドクッションを採用し、側圧を軽減することで装着感も高めている。ヘッドバンド表地はファブリック。
付属ケースは従来モデルから薄型化を図るなど20%コンパクトに。オーディオケーブルや充電ケーブルなどもあわせて収納できる。
実機を聴いてみた
短時間だが実機に触れてきたのでファーストインプレッションをお届けする。外観はファブリック地のヘッドバンドと光沢感ある仕上げのイヤーカップのコントラストが高級感を演出し、手触りからも質の高さを感じられる。またソフトなイヤーパッドの効果で、装着感も良好。側圧も程よい強さで長時間でもストレスなく使えそうな印象だった。
Galaxy Z Fold 5とペアリングしてApple Musicで「Mrs. GREEN APPLE/僕のこと(Orchestra ver.)」やスタジオジブリのトリビュートアルバム「ジブリをうたう その2」から「Kalafina/Arrietty’s Song」などを聴いてみた。
一聴して感じたのは各帯域のバランスの良さ。ボーカルや低域など、どこか一箇所が突出しているのではなく、各帯域が高いバランスで整って聴こえるため、クセのないニュートラルなサウンドに感じられた。
「僕のこと」では細かなリップノイズ、「Arrietty’s Song」ではスッと空間に広がっていく女性ボーカルなどがしっかりと描かれ、ドラムやベースも芯と量感のあるサウンドで楽しめるため、しっかりと音楽の持ち味を楽しめる印象。ただボーカルの解像感に関しては、他社のフラッグシップモデルと比べるとやや物足りなさを感じる部分があった。
ブランド史上最強を謳うANCは、比較的静かな会議室でのチェックだったものの、音楽をかけていない状態では隣で会話しているのはわかるが、話している内容までは聞き取れない程度までノイズを除去してくれる。音楽をかけてしまえば話し声は一切聴こえなくなり、世界に没入できる。それでいて強力なANCにありがちな耳への圧迫感などは一切感じられなかった。
外音取り込みも、いわゆるマイクで外の音を拾っているような感覚はほとんどなく、自然に使用できる。ただ屋内で試した限りは「ゴーッ」というエアコンの駆動音を少し拾いすぎているような印象があった。

















