パナソニック、国内初のBlu-ray 3Dオーサリングを開始

-「3Dイノベーションセンター」も開設


6月3日発表


 パナソニックは、Blu-ray DiscやDVDのオーサリング拠点である東京 六本木の「パナソニック オーサリングセンター六本木」において、Blu-ray 3Dタイトルの制作を6月4日より開始する。

 米国では、2月にパナソニックハリウッド研究所(PHL)内のアドバンスドオーサリングセンターでBlu-ray 3Dタイトルオーサリングに対応。今回国内で初めてBlu-ray 3D製作に対応した。

 オーサリングセンター六本木には、Blu-ray 3Dタイトル製作用の3Dエンコーダ設備(MPEG-4 MVC)を導入。国内のコンテンツプロバイダに対し、高画質で快適な3Dコンテンツ制作を提供していく。

 また、大阪府門真市のAVCネットワークス社傘下に「パナソニック3Dイノベーションセンター」を3日に開設した。同センターは、3D事業に取り組む顧客のコンタクト窓口となり、パナソニックグループの3D関連部署と連携し、最適なソリューションを提供していくという。

 所長は、同社テレビビジネスユニット・マーケティング統括センター所長の藤井正義氏が兼務。7月12日の本格稼動を予定しており、具体的には、「コンテンツ制作から機器ソリューションまでの3Dビジネスに対するトータル・コーディネーション」、「高品位で快適な視聴を実現する3Dコンテンツの制作・配信・視聴のワークフロー提供」などに取り組むとしている。

 今秋には、低価格な一体型2眼式カメラレコーダを発売予定。同社では、これらの取り組みにより3D関連事業の拡大を図ると共に、「3D事業のイノベーション」に取り組むという。


(2010年 6月 3日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]