JEITA、2010年5月の電子機器国内出荷を発表

-10カ月連続で増加。地デジ搭載TVは156.9%増


6月22日発表


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は22日、2010年5月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比118.0%の2,308億円で、10カ月連続でプラスとなった。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比122.3%の1,668億円で12カ月連続のプラス。音声関連機器は、同94.8%の114億円で、4カ月ぶりのマイナスとなった。

 5月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比156.4%の125万8,000台と2桁増を維持。サイズ別では、29型以下が同141.4%の36万台、30~36型が同178.5%の45万7,000台、37型以上が同150.3%の44万1,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比158.0%の30万5,000台と好調。内訳は、BDレコーダが同159.1%の28万4,000台、BDプレーヤーが同145.1%の2万1,000台。一方、DVDビデオは同91.6%の19万7,000台と前年割れが続いている。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は192万2,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が、前年同月比156.9%の125万8,000台、単体チューナが前年同月比314.2%の9万3,000台。STBが同113.6%の14万5,000台。DVDレコーダが同98.0%の8万9,000台、BDレコーダが同159.1%の28万4,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同187.7%の5万4,000台。テレビは12カ月連続で100万台を超えた。地デジ受信機器の出荷累計台数は7,771万8,000台。DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は100%。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年4月出荷台数は154万9,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年5月の出荷台数は14万6,000台。

 ビデオカメラは前年同月比140.8%の11万7,000台で4カ月連続のプラス。ステレオセットは同109.6%の4万9,000台でこちらも4カ月連続のプラス。スピーカーシステムは同115.4%の3万7,000台で5カ月連続のプラス。カーナビは前年同月比128.6%の42万7,000台で12カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は39.4%、51.8%、8.9%。

【民生用電子機器国内出荷】

 2010年5月2010年累計
実績
(千台)
 
前年
同月比
(%)
実績
(千台)
 
前年
同月比
(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)1,258156.47,367180.2
 (内)29型以下360141.42,560171.7
 (内)30~36型以下457178.52,303186.8
 (内)37型以上441150.32,504183.5
DVDビデオ19791.61,07291.1
 (内)録再機88

92.0

50099.1
 (内)再生機10991.357385.1
BDレコーダ/プレーヤー305158.01,551173.9
 (内)レコーダ284159.11,447169.0
 (内)プレーヤー21145.1104292.1
ビデオ一体型カメラ117140.8667122.8
CDプレーヤー

58

109.2305

108.3

ICレコーダ89116.1499110.2
ステレオセット49109.6276114.2
アンプ11107.471119.1
スピーカーシステム37115.4205115.1
カーナビゲーションシステム427128.62,186146.3
 (内)DVD-ROMタイプ3882.714978.7
 (内)HDDタイプ16896.21,106136.9
 (内)フラッシュメモリその他221198.1931187.3



(2010年 6月 22日)

[AV Watch編集部 中林暁]