ヤマハ、サウンドプロジェクタで3Dパススルー対応

-YSP-4100/5100の2モデル。YHTシリーズも


YSP-4100

7月12日公開


 ヤマハ株式会社は、「デジタル・サウンド・プロジェクタ」YSPシリーズの3モデルとホームシアターシステム2モデルの機能追加アップデートを12日から無償提供開始した。

YSP-5100

 YSPシリーズは薄型/横長の筐体に小型フルレンジユニットを多数搭載し、指向性の高い音をビーム状に放出することで、音を部屋の壁や天井などに反射させてサラウンド再生を行なう「デジタル・サウンド・プロジェクタ」。

 アップデートが行なわれるのは、2009年11月発売の「YSP-4100」とそのラック付モデル「YSP-LC4100」、12月発売の「YSP-5100」。アップデート内容は、3D映像信号のパススルー対応と、ARC(オーディオリターンチャンネル)機能の追加の2点。

 バージョン名は“7.03”。アップデートでは、CD-R/RWにファームウェアのファイルを記録した後、YSPシリーズを“ファームウェア更新モード”に設定し、CD-R/RWをBD/DVD/CDプレーヤーから光/同軸デジタル音声出力する。なお、アップデート後は、自動設定(インテリビーム)情報やラジオ局のプリセットなどの全ての設定情報が工場出荷状態に戻る。詳細については同社ホームページで案内している。

 また、テレビと組み合わせて利用するスピーカーシステム「YHTシリーズ」の2モデルも3D映像信号のパススルーに対応する。

 対象となるのは、テレビの前に置ける横長/薄型の“サウンドバー”形状の3chスピーカー+AVラックへの収納を想定したアンプ/サブウーファ一体型ユニットで構成する「YHT-S400」と、ステレオスピーカー+アンプ/サブウーファ一体型ユニットで構成される「YHT-S350」の2製品。アップデート方法はYSPシリーズとほぼ同じで、同社ホームページで案内している。

 また、各製品の有償出張ファームウェア更新作業も実施。ファームウェア更新作業料金はYSPシリーズが4,800円、YHTシリーズが4,000円。


YHT-S400YHT-S350

(2010年 7月 12日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]