フレッツ・テレビ提供エリアでデジアナ変換を実施

-エリア内世帯数は2,245万世帯


デジアナ変換の概要(出典:総務省)

 スカパーJSATの子会社でNTT東西の光回線を使った放送サービス「フレッツ・テレビ」を展開するオプティキャストは、地上デジタル放送のデジアナ変換サービスを2010年春から2015年3月31日まで実施すると発表した。

 デジアナ変換は、地上デジタル放送をアナログ方式に変換して各家庭に伝送し、地上アナログテレビでも地デジ放送を受信可能にするもの。2011年7月24日以降アナログ波の送信が停止することから、地上デジタル受信環境を整備していない家庭の場合、テレビを視聴できない世帯が発生する。そのため、総務省がCATV事業者などに対し、暫定的な導入を要請していた。

 今回の導入は、総務省の要請に基づくもの。デジアナ変換の実施対象となる地域は、オプティキャストがNTT東西のFTTH網で展開している「フレッツ・テレビ」の提供エリア全域と、中国電力の通信会社エネルギアコミュニケーションズの光回線を利用する「光パーフェクTV!」サービスの提供エリアで、2010年8月末現在のエリア内世帯数は2,245万世帯となる。



(2010年 9月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]