新世代「ボトムズ」3作品、'11年2月から順次BD/DVD化

-劇場上映「ボトムズフェスティバル」は11月6日から


 サンライズのリアルロボットアニメ、「ボトムズ」の新世代作品群「ボトムズ ニュージェネレーション」として「装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE」、「ボトムズ ファインダー」、「装甲騎兵ボトムズ 孤影再び」の3作品が、2011年2月25日から順次Blu-ray/DVD化される。発売・販売元はバンダイビジュアル。各作品の発売時期や価格は下表の通り。

 また、これら3作品は、発売に先駆け「ボトムズフェスティバル」と名付けられた劇場上映イベントが実施される。上映第1弾は「Case;IRVINE」で2010年11月6日より公開、第2弾「ボトムズファインダー」は2010年12月4日より、第3弾「孤影再び」は2011年1月8日より上映される。

 上映劇場は新宿バルト9、横浜ブルク13、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、伏見ミリオン座の計5館。舞台挨拶も予定されており、詳細は公式サイトで案内されている。

発売日 タイトル仕様音声品番価格劇場上映
開始日
2011年
 2月25日
BDボトムズ ニュージェネレーション
 装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE
片面1層
60分
MPEG-4 AVC
16:9
1080p
(1)ドルビーTrueHD 5.1ch
(2)リニアPCMステレオ
(3)コメンタリ
BCXA-02818,190円2010年
11月6日~
DVDボトムズ ニュージェネレーション
 装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE
片面1層
55分
16:9 ビスタ
(スクイーズ)
(1)ドルビーデジタル5.1ch
(2)ドルビーデジタルステレオ
(3)コメンタリ
BCBA-40487,140円
2011年
 3月25日
BDボトムズ ニュージェネレーション
 ボトムズ ファインダー
片面1層
60分
MPEG-4 AVC
16:9
1080p
(1)ドルビーTrueHD 5.1ch
(2)リニアPCMステレオ
(3)コメンタリ
BCXA-02828,190円2010年
12月4日~
DVDボトムズ ニュージェネレーション
 ボトムズ ファインダー
片面1層
55分
16:9 ビスタ
(スクイーズ)
(1)ドルビーデジタル5.1ch
(2)ドルビーデジタルステレオ
(3)コメンタリ
BCBA-40497,140円
2011年
 4月22日
BDボトムズ ニュージェネレーション
 装甲騎兵ボトムズ 孤影再び
片面1層
55分
MPEG-4 AVC
16:9
1080p
(1)ドルビーTrueHD 5.1ch
(2)リニアPCMステレオ
(3)コメンタリ
BCXA-02838,190円2011年
1月8日~
DVDボトムズ ニュージェネレーション
 装甲騎兵ボトムズ 孤影再び
片面1層
55分
16:9 ビスタ
(スクイーズ)
(1)ドルビーデジタル5.1ch
(2)ドルビーデジタルステレオ
(3)コメンタリ
BCBA-40507,140円



■ 装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE

装甲騎兵ボトムズ Case;IRVINE
※ジャケットとは異なります
(C)サンライズ

 「コードギアス」や「舞-HiME」スタッフとベテランスタッフがコラボして生み出された作品。従来のボトムズとは雰囲気の異なるビジュアルイメージを採用しており、従来のボトムズファンだけでなく、新たなファンの獲得も目指している。

 監督は五十嵐紫樟。脚本は佐藤卓哉。キャラクターデザイン・キャラクター作画監督は久行宏和。メカニカルデザインは大河原邦男と寺岡賢司。

 アービンは妹のドナと共に新天地への脱出を夢見てATの整備工場を営んでいる。そのアービンには裏の顔があった。ATの勝敗による裏賭博“バトリング”の凄腕ファイター“ザ・ダーク”としての顔だ。

 彼は興行師イシュルーナのマッチメイクでペイガンという男と戦うことになり、試合はペイガンの勝利で終わる。だがペイガンは手加減された事に気付く。アービンは負け役のみを請け負う八百長ファイターだったのだ。「バトリングは戦争じゃない、只の遊びだ」というアービン。「戦場は勝った者が生き、敗者は死あるのみ」という信念を持つペイガンは屈辱を狂気へと変え、アービンと、その妹・ドナをも戦火へと巻き込んでいく……。

 BD/DVDのどちらにも、オーディオコメンタリを収録。映像特典として劇場舞台挨拶、劇場特報、劇場予告、テレビCMも収録する。BD版にはさらに、ピクチャードラマ「顛末」(仮)も収録予定。さらにBD/DVDのどちらにも、封入特典として解説書を同梱する。




■ ボトムズ ファインダー

ボトムズ ファインダー
※ジャケットとは異なります
(C)サンライズ

 「FREEDOM」を手掛けたサンライズ荻窪スタジオが制作。「キングゲイナー」や「Zガンダム」の作画監督・重田敦司が監督を務めている。脚本は関島眞頼、キャラクターデザインは羽山淳一、メカニカルデザインは重田敦司、福地仁、大河原邦男。

 遥かに深い崖の底にある世界“ボトムズ”。そこに、崖の上にあるという世界“トプ”へと想いを馳せる少年が居た。名前はアキ・テスノ。持ち前のAt「アルトロ」操縦技術の高さからタンブラー“曲芸師”と呼ばれている。

 そんな彼に、突然トプから、ディアハルトという男によってボトムズの地に誘拐された少女を助けて欲しい、との依頼が舞い込んでくる。2つ返事で引き受けるアキ。相棒のエイビィと“島”と呼ばれる廃墟へ向かい、ディアハルトのAtと対峙する。そして無事に少女の救出に成功するが、事態は予想外の方向へと進んでいく……。

 BD/DVDのどちらにもオーディオコメンタリを収録。さらに、映像特典として劇場舞台挨拶、劇場特報、劇場予告も収録。さらにBD版にはメイキング「The CG MAKING of VOTOMS FINDER」(仮)も収録予定。封入特典としてBD/DVDのどちらにも解説書が付属する。




■ 装甲騎兵ボトムズ 孤影再び

装甲騎兵ボトムズ 孤影再び
※ジャケットとは異なります
(C)サンライズ

 「ボトムズ」シリーズの空白期間(ミッシングリンク)を埋めるという作品で、シリーズの生みの親・高橋良輔が監督を務めている。フィアナの死という衝撃のラストで幕を閉じた「赫奕たる異端」と、キリコ不在で幕を開けた「幻影編」の空白期間を埋める物語。

 “アレギウムの赫い霍乱”でマーティアルを追放されたテイタニアは、教団の追撃を受けながらもキリコの行方を掴む。キリコの目的地とは、仲間達が住まう砂漠の交易都市“グルフェー”であった。道中キリコは偶然にもバニラの娘・ステビアと出会い、グルフェーへ同行する。しかし、街は利権を狙うメルキア軍「黒い稲妻旅団」250機のATが包囲する緊張状態にあった……。試されるバニラ一家の絆、テイタニアの秘めた想い、そしてキリコがグルフェーに現れた目的とは!?

 特典はBD/DVD共通。オーディオコメンタリ、劇場舞台挨拶、劇場特報、劇場予告を収録するほか、解説書も同梱する。



(2010年 10月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]