パナソニック、世界最小で縦置き可能なBDレコーダ

-320GB HDD内蔵「DMR-BF200」。実売7万円


縦置きしたところ。カラーはホワイトとブラック

 パナソニックは、Blu-rayレコーダ「DIGA」の新モデルとして、BDレコーダとして世界最小を実現し、縦置きも可能なコンパクトモデル「DMR-BF200」を11月15日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は7万円前後の見込み。カラーはホワイト(W)とブラック(K)。

 320GBのHDDとBDドライブ、1系統の地上デジタルチューナを搭載したレコーダ。最大の特徴はサイズで、65×210×194mm(幅×奥行き×高さ)。デジタルチューナ搭載のBDレコーダとして世界最小サイズだという。さらに付属のスタンドを使って縦置きも可能で、テレビ横などの隙間にも設置できる。BDドライブはスロットイン方式で、単体BDレコーダとしてスロットインタイプを採用したのも初だとしている。


設置イメージ

 また、縦置きした際の本体側面のデザインを変更する事ができる。無地のシートとプリントシートを製品に同梱しており、インテリアや趣味に合わせてコーディネートが可能。さらに発売記念として、「DMR-BF200」を購入してパナソニックの無料会員コミュニティ「CLUB Panasonic」でご愛用者登録を行ない、応募すると、オリジナルの「着せ替えシート」がもらえるキャンペーンも期間限定で実施される。詳細はDIGAのホームページに掲載されている。

標準で無地シートとプリントシートが付属する

 BDドライブは片面1層/2層のBD-R/REに対応するほか、DVD-R/RAM/RWへの記録も可能。なお、BDXLやBlu-ray 3Dには対応していないが、録画したBD-R/REからDIGAの内蔵HDDに番組を書き戻す機能はサポートしている。

 第4世代のMPEG-4 AVC/H.264エンコーダー「アドバンスドAVCエンコーダー」を搭載。シーンに合わせた圧縮処理の精度を高める事で、長時間録画モードでもノイズを抑えたクリアな映像で録画できるという。

 フルHD解像度のまま長時間録画が可能で、MPEG-4 AVC/H.264のHBモードを使用した場合、内蔵の320GBのHDDに最長約290時間の録画が可能。50GBのメディアには約43時間録画できる。

 ネットワーク機能も備え、「アクトビラ ビデオ・フル/ダウンロード」やYouTubeにも対応。録画した番組データからワンセグ映像をSDカードに書き出し、携帯電話などで再生できる「番組持ち出し」や、録画番組を別室の対応テレビなどで再生する「お部屋ジャンプリンク(サーバー/クライアント機能)」にも対応する。

 ほかにも、「リアルクロマプロセッサ」や、ディスクやHDD内を一覧表示する「新・録画一覧」機能も装備。また、別売のシンプルリモコン(DY-RM10-W)を使うと、その際だけ表示されるサポート画面が現れ、レコーダ入門者でも安心して操作できるという。

 出力はHDMI×1、コンポジット×1、アナログステレオ(RCA)×1で、HDMI連携機能のビエラリンクに対応。SDメモリーカードスロットとEthernet端子も1系統備えている。消費電力は約18W。本体のみの重量は約2.2kg。

背面左の2つが付属リモコン。一番右は別売のシンプルリモコン


(2010年 10月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]