パナソニック、37/24型フルHDなどの液晶「VIERA C3」

-年間消費電力量を3割削減。24型は実売6万円


 パナソニックは、VIERAの液晶テレビ「C3シリーズ」を2011年1月28日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は下表の通り。

型番サイズパネル解像度カラー発売日店頭予想価格
TH-L37C337型1,920×1,080ドットブラック2月11日11万円前後
TH-L32C332型1,366×768ドット1月28日7万円前後
TH-L24C324型1,920×1,080ドット2月18日6万円前後
TH-L19C319型1,366×768ドットブラック(K)
ピンク(P)
ホワイト(W)
2月11日4万5,000円前後

 いずれも、LEDバックライトを搭載する液晶テレビ。37/32型は広視野角のIPSαパネルを採用している。パネル解像度は37/24型が1,920×1,080ドットのフルHD、32/19型は1,366×768ドット。チューナは地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログチューナを各1基搭載する。

フルHD/倍速パネル搭載の37型「TH-L37C3」32型「TH-L32C3」フルHDパネルの24型「TH-L24C3」

 1フィールドごとのシーンの特徴に応じてバックライトを制御する「コントラストAI」機能により、黒の引き締まった映像を可能にしている。また、37型のみ、120Hz倍速駆動技術「Wスピード」を搭載し、動画解像度900本を実現。精度の高いコマ補間や、動き部分にフォーカスしたバックライト制御により、残像を大幅に低減する。

 そのほか、映像メニューに「オート」モードを搭載。視聴環境をセンサーで検知し、明るさや黒レベルなどを映像シーン毎に制御するAI機能と連動。周囲の明るさに応じて変化する人間の視覚の色温度特性も加味した映像補正も自動で行なう。映画コンテンツ(2-3プルダウン映像)を自動で検知し、最適なAIモードで処理する機能も備えている。

 全モデルに自動節電機能の「エコナビ」などの省エネ性能の高さも特徴で、同社のS2シリーズに比べ、年間消費電力を約3割削減。37型/32型は年間消費電力量がそれぞれ76kWh/年、42kWh/年で、いずれも国内で販売されている3波チューナ搭載の民生用ハイビジョンテレビにおいて最も低いという。

 HDMI入力は1系統装備。VIERA Linkに対応し、DIGAやラックシアターとの連携が行なえる。本体デザインは、37/32型がスクエアフォルムのシンプルなデザインで、24/19型は「スマイルカーブのオーナメントがアクセントのフレンドリーデザイン」としている。また、本体を低くした低重心フォルムにより「フォトスタンドのような、すっきりかつ安定感のあるテレビ設置を実現する」という。

19型「TH-L19C3」はブラック、ピンク、ホワイトの3色

 

型番TH-L37C3TH-L32C3TH-L24C3TH-L19C3
サイズ37型32型24型19型
解像度1,920×1,080ドット1,366×768ドット1,920×1,080ドット1,366×768ドット
消費電力
(待機時)
72W
(0.1W)
53W
(0.1W)
45W
(0.2W)
32W
(0.2W)
年間消費電力量76kWh/年42kWh/年44kWh/年33kWh/年
スピーカー16×4.2cm6.5cm径10cm×3cm10cm×3cm
音声最大出力総合20W総合20W総合10W総合10W
入力端子HDMI×1、D4×1、コンポジット×2HDMI×1、D4×1、コンポジット×1HDMI×1、コンポジット×1
出力端子ヘッドフォン×1
その他の端子Ethernet×1
スタンド含む外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
89×26×58.3cm77.9×20.6×53.6cm59.5×18.7×41.5cm46.9×16.3×34.6cm
重量(スタンド含む)約14.5kg約10kg約6kg約4kg
店頭予想価格11万円前後7万円前後6万円前後4万5,000円前後


(2010年 12月 17日)

[AV Watch編集部 中林暁]