ニフティ、3Dコンテンツのサイト「3DポータルZ」を開設
-「デイリーポータルZ」が運営。3D動画対応予定
3DポータルZ。「90年代半ばのインターネット黎明期をイメージしたオールドスクールなデザイン」としている |
ニフティは20日、3Dコンテンツのポータルサイト「3DポータルZ」を開設した。同社のコラム・特集サイト「デイリーポータルZ」の編集部が運営する。
このサイトは「“笑える3D”を目指して、これまで3D化の対象にならなかった脱力・ナンセンス・ネタ的なコンテンツを3Dで提供する」というもの。編集部が独自に制作する3D静止画のほか、利用者の投稿による3D写真も掲載する。
サイト開始時は約100点の静止画を用意し、利用者からの投稿を含めコンテンツを強化する。さらに、動画にも対応予定だという。3Dの方式は、赤青メガネを使う「アナグリフ」と、裸眼で画像の背後を見るようにして立体視する「並行法」、裸眼で画像の手前を見るようにする「交差法」に対応する。
テーマに沿った投稿写真を掲載するコーナー「3Dで見たいわ」は、どのような写真が3Dで撮ると効果的かを研究するという内容で、週2回更新。テーマの例は「みっしりしたもの」、「ごはん」、「ハト」など。
また、2011年1月に開始予定のサービス「ジェネレーター」では、テキストの3D化など、3D撮影機材を持っていなくても簡単に3Dコンテンツを作ることができるという。そのほか、「デイリーポータルZ」の記事の写真を3D化したもの(週に1本程度)や、他サイトの3Dコンテンツへのリンクといったコーナーを用意する。
3D静止画の例(アナグリフ方式) | 交差法で立体視できる3D静止画の例 |
同社は、「デイリーポータルZ」の編集視点を3Dに持ち込むことで、「大作映画やスポーツイベントなどのメジャータイトルが目立つ3Dコンテンツの世界に、日常の延長にある3Dコンテンツの面白さを加えたい」としている。また、今後、コンシューマ向け3D撮影機器の普及によって、3Dコンテンツの作り手が拡大した場合に、同サイトを作品発表の場にすることを想定している。
サイトのオープンを記念して、アナグリフ方式の3Dメガネを先着4,000名にプレゼントするキャンペーンも実施。応募は下記のキャンペーンサイトで受け付ける。
(2010年 12月 20日)
[AV Watch編集部 中林暁]