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「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」虎ノ門で'26年1月。シリーズ初の大規模展覧会
2025年7月4日 12:28
30年に渡る「攻殻機動隊」の歴史を横断的に体験できるシリーズ初の大規模展覧会「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」が、2026年1月30日~4月5日に虎ノ門ヒルズのTOKYO NODEで開催される。チケットは今秋発売予定。
会場は虎ノ門ヒルズ ステーションタワー45FのTOKYO NODE GALLERY A/B/C。所在地は東京都港区虎ノ門2-6-2。主催は攻殻機動隊展Ghost and the Shell製作委員会(講談社、森ビル、KDDI、プロダクション・アイジー、パルコ)。
1989年の士郎正宗による原作を起点に、1995年公開の劇場版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」以降、歴代作品のアニメーション制作を担当してきたProduction I.Gと、2026年放送予定の新作アニメを担当するサイエンスSARUの全面協力のもとで行なわれる大規模展覧会。
シリーズ全体制作過程で生まれた膨大な原画や設定資料、絵コンテといった未公開資料を含む600点以上のアーカイブ展示や、体験型展示、国内外で活躍する現代アーティストやクリエイターとの共創によるインスタレーション展示なども展開予定。
押井守監督、神山健治監督、黄瀬和哉監督、荒牧伸志監督ら歴代監督陣が手がけた各作品に加え、2026年放映予定のサイエンスSARUが手掛ける新作アニメに関連する作品も展示予定で、「各作品の持つ独自のテーマや世界観を比較しながら鑑賞することができる」とのこと。
またオリジナルグッズや、横断展だからこそ実現できるオリジナルショップなども用意する。
開催決定を受け、押井監督のコメントも発表されている。
ゴーストとシェル。その関係はゴーストの中にシェルがある、それが「Ghost in the Shell」だと思う。ゴーストは人に限らず、人形にも植物にも宿る。何か調和のとれた、穏やかなもの。囁いてくるもの、風のように。
この系列作品の共通点は、未来的なビジョンである。原作漫画の世界観に基づき、各々の監督が作品を描いてきたが、どれも士郎正宗のポリシーを一歩も離れていない。離れられないのだ。だからこそ全てスピンオフとも言え、それがこの作品の良さでもある。
その展覧会が横断的というからには、サブカルとして順不同な入口があるべきだと思う。アニメはもちろん、原作漫画も実写も含めて視野に入れてほしい。それでこそ初めて横断的展覧会になる、と私は思う。