アニメワールド、「電脳コイル」をiPhone向けに配信
-ダウンロード版は各話450円。アフレコ機能も
メインメニュー (C)磯 光雄/徳間書店 電脳コイル製作委員会 |
アニメワールドは、iPhone/iPod touch向けにアプリ形式でアニメを配信するサービスの新タイトルとして、「電脳コイル」を2月19日に発売した。アプリ名は「電脳コイル ダウンロード版」。アプリ自体は無料でダウンロードできるが、1話~26話をアプリ内課金で購入する形になっている。価格は各話450円(オープニング特価の55%OFF価格)で、無料話は用意されていない。
配信はダウンロード形式となっており、近日中にストリーミング配信版のアプリも提供予定。ストリーミング版は全話パックでの配信が予定されている。
視聴だけでなく、ユーザーが参加できる機能として、自分の声でアニメのキャラクターになりきれるアフレコ機能「アニレコ♪」を搭載しているのが特徴。同機能を選ぶと、配信作品の特定のシーンが登場し、セリフが文字で表示される。そこにユーザーが iPhone/iPod touchのマイクを使ってアフレコ。自分の演技を再生して楽しむことができる。
アプリにはほかにも、ストーリー解説やキャラクター説明、スタッフ紹介などを収録。特典の待ち受け画面も用意している。
再生中の画面イメージ (C)磯 光雄/徳間書店 電脳コイル製作委員会 | 「アニレコ♪」機能も楽しめる (C)磯 光雄/徳間書店 電脳コイル製作委員会 | キャラクター紹介やどのコンテンツも用意 (C)磯 光雄/徳間書店 電脳コイル製作委員会 |
「電脳コイル」は、ジブリ作品や「エヴァンゲリオン」、「ラーゼフォン」などに参加した磯光雄が原作・監督・脚本を担当した作品で、2007年にNHK教育で放送された。キャラクターデザインには、エヴァのオープニングや原画を手がけた本田雄を起用。アニメーション制作はマッドハウスが担当している。
時は202X年。子供達の間では、街のどこからでもネットにアクセスし、様々な情報が表示できる「電脳メガネ」が大流行。さながら現代の携帯電話のように普及していた。小此木優子(おこのぎ ゆうこ)は、小学校最後の夏休みを目前に、父の仕事の都合で地方都市・大黒市に引っ越してきた。そこで出会ったのは、天沢勇子(あまさわ ゆうこ)という同い年で、名前も同じ少女。しかし、2人の性格は正反対。彼女達は、個性的な仲間達とともに、電脳空間で不思議な出来事を次々と体験していくのだが……。
一風変わった設定&ストーリーと、存在感豊かなキャラクター達が魅力。電脳メガネに表示される仮想の「電脳ペット」など、可愛らしいキャラクターも登場する。ハイクオリティな映像と、終盤にかけての、キャラクターの内面を深く描写していく展開など、アニメファンに評価の高い名作。声の出演は折笠富美子、桑島法子、矢島晶子ほか。
(2011年 2月 28日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]