スカパー、HDD内蔵STBで“スカパー! ダビング”対応

-今夏対応。TZ-WR320PのHDDからダビング可能に


TZ-WR320P

 スカパーJSATは、スカパー! HD用のHDD内蔵STB「TZ-WR320P」の録画番組を、対応のレコーダやLAN HDDなどにダビング/ムーブ可能にする「スカパー! ダビング」対応ソフトウェアアップデートを2011年夏ごろに実施する。アップデート方法は衛星ダウンロードを予定している。

 TZ-WR320Pは、320GB HDDを搭載し、スカパー! HDの番組が録画できるSTB。アップデートにより、ネットワーク経由で対応のBD/DVDレコーダやLAN HDDへのダビング/ムーブが可能となる。コピーワンス番組の場合は「ダビング(ムーブ)」となり、コピーフリーの番組の場合「ダビング(コピー)」となる。


スカパー! ダビング対応機器のロゴ

 対応機器は、東芝やアイ・オ・データ、パナソニック、シャープなどが発売予定。パナソニックは、対応機器としてDMR-BWT3100/BWT2100/BWT1100、DMR-BW890/BW690、DMR-BZT900/800/700/600/500、DMR-BRT300を挙げている。その他のメーカーは、対応機種は未定で今後ダウンロードで対応予定としている。対応機器には専用のロゴを設定し、店頭などで識別可能にする。

 従来も「スカパー! HD録画」対応のレコーダやLAN HDDは発売されていたが、これらはSTBが受信したストリームをそのままネットワーク経由で転送し、録画するという方法であった。今回のスカパー! ダビングにより、STBのHDDに録画した番組もダビング可能になる。

 また、スカパー! ダビングに対応した録画機器では、ダビング送信機能とダビング受信機能を使用した機器間のダビング(ムーブ/コピー)も可能になる。例えば従来のスカパー! HDチューナで録画したLAN HDD上の番組を、録画機器の機能を使ってスカパー! ダビング対応機器にネットワークダビングすることも可能になる。

 なお、TZ-WR320Pにおけるダビング機能の操作方法については6月下旬ごろに告知するとしている。


スカパー! ダビングの利用イメージ

(2011年 5月 16日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]