加賀コンポーネント、Blu-ray 3D対応のDLPプロジェクタ

-実売9万円のデータ用「KG-PT401X」。5万円台も


Blu-ray 3Dの再生にも対応した「KG-PT401X」

 加賀コンポーネントは、Blu-ray 3Dの再生にも対応したDLPのデータプロジェクタ「KG-PT401X」を7月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は9万円前後。また、Blu-ray 3D非対応となるが、3D表示には対応した「KG-PS302S」も6月に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は5万円前後。




■KG-PT401X

 DLP-Link方式による3D映像の投写に対応したプロジェクタ。低価格なデータプロジェクタながら、Blu-ray 3Dで採用されているフレームパッキングや、デジタル放送のサイドバイサイド、トップアンドボトム方式の3D映像に対応するのが特徴。ただし、3D視聴には専用メガネが別途必要。

 パネル解像度は1,024×768ドットのXGAで、0.55型。光源は230Wの高圧水銀灯ランプを採用。輝度は3,000ルーメン。コントラスト比は2,000:1。レンズはマニュアルズームで、40型~250型までの画面が投写できる。

 ファイルビューワ機能を備え、USBメモリに保存したPower Point、Excel、Word、PDFの投写が可能。DivX HD、MPEG-1/2/4の動画ファイルも、PCを使わずに再生できる。Ethernet端子も備え、複数のプロジェクタをネットワーク経由で管理する事もできる。

 ほかにも、色再現性を向上させる技術「Brilliant Color」を採用。「コントラスト比を高く維持しながらも繊細な色合いもくっきり再現できる」という。

 3D映像はHDMI 1.4a入力、もしくはアナログRGB(D-Sub 15ピン)から入力可能。D-Sub 15ピンはコンポーネントと共用。コンポジット入力やアナログ音声入力(ステレオミニ×2、RCA×1)も備えている。出力はD-Sub 15ピン×2、ステレオミニ音声×1で、出力5Wのステレオスピーカーも装備。USB端子や外部制御用のRS232C端子も用意する。

 外形寸法は、292×260×80mm(幅×奥行き×高さ)。重量は3.5kg。消費電力は定格で320W、エコモード時で270W。待機時1W以下。



■KG-PS302S

実売5万円前後のKG-PS302S

 パネル解像度SVGA(800×600ドット)のDLPデータプロジェクタ。DLP-Link方式による3D投写にも対応しているが、PC接続などのフレームシーケンシャル方式のみ対応し、Blu-ray 3Dのフレームパッキングやサイドバイサイドには非対応。専用3Dメガネは別売となる。

 レンズは短焦点仕様で、1mの距離から55型、1.82mから100型の投写が可能。光源は240Wの高圧水銀灯。輝度は2,800ルーメン。コントラスト比は3,000:1。

 入力端子はHDMI×1、アナログRGB(D-Sub 15ピン/コンポーネント共通)、コンポジット×1、S映像×1を用意。ステレオミニとRCAの音声入力や、2Wのモノラルスピーカーも備えている。

 外形寸法は、261×190×78mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1.9kg。消費電力は定格で300W、エコモード時で230W。待機時1W以下。



(2011年 5月 30日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]