DTS、新サラウンド「NEO:X」が米OnkyoのAVアンプで採用


TX-NR1009

 DTSは8日(米国時間)、11.1chスピーカーによるマルチチャンネル再生環境を実現する「DTS NEO:X」がオンキヨーの海外向けAVアンプ「TX-NR1009」に業界で初めて採用されたと発表した。

 DTS NEO:Xは、7.1chで標準的な構成となるフロントL/R、センター、サイドL/R、リアL/Rに加え、前方にワイドL/R(Lw、Rw)と、フロントハイトのL/R(Lh、Rh)を加えた11.1chを基本構成とした新サラウンドフォーマット。2/5.1/6.1/7.1chの音源を、9.1chもしくは11.1chに拡張し、垂直方向へのサラウンドの広がりなどを楽しめる。

 標準構成は11.1chだが、最低スピーカー数は9.1chと定めており、ワイドL/Rが無くても、DTS Neo:X環境として認定される。オンキヨーのTX-NR1009は、9.2chのAVアンプで、ハイトやワイドスピーカーを利用した3D空間を実現するという。


(2011年 6月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]