エソテリック、タンノイ「Stirling/SE」マホガニー仕上げ

-100台限定。315,000円。25cm径同軸2ウェイ


「Stirling/SE」マホガニー仕上げ

 エソテリックは、英タンノイのスピーカー、プレステージ・シリーズの「Stirling/SE」(スターリング/SE)に、マホガニー仕上げの限定生産モデルを追加。8月上旬に100台(50セット)限定で発売する。価格は1台315,000円。

 2006年から発売している「Stirling/SE」のマホガニー仕上げモデル。通常モデルは1台315,000円で、マホガニー仕上げも価格は同じ。マホガニーの天然無垢材/突き板を使っており、「ヴィンテージ・スピーカーの銘機を彷彿とさせる仕上げ」だという。

 スペックは通常モデルと同じ。25cm径同軸2ウェイユニットを搭載。ウーファはクルトミューラー製で、分割振動を最小限に抑えるというエア・ドライ・フェルティングを採用。ボイスコイル周辺に特殊な薬剤を含浸させ、低域の放射特性を改善し、中域の拡散特性も向上させている。エッジはコットンクロスをツインロール状に成形したハードエッジ。

 ツイータはTurnberry/SEなどと同じ「TWツイータホーン」。テクノウェーブガイドは、ホーン内部の音の通り道(ウェーブガイド)をコンピューター解析に基づいて精密成形し、正確な球面波を放射。振動板面からホーンエッジまで等距離になるように設計されている。振動板は軽量アルミ・マグネシウム合金で、低域と繋がりが良いという。

 エンクロージャは両サイドにバスレフポートを搭載したディストリビューテッド・ポートシステム(DPS)。内部配線には、オランダのVan den Hul製のシルバーコーティング銅線を使用。また、英ICW製コンデンサ「ClarityCap」や、ラミネート鉄芯に高密度に銅素線を巻きつけた大型のインダクタ(コイル)も採用。スピーカーターミナルはバイワイヤリングに対応する。

 周波数特性は35Hz~25kHz。許容入力は95W(連続)、225W(最大)。クロスオーバー周波数は1.7kHz。能率は91dB(W/m)。インピーダンスは8Ω。外形寸法は398×368×855mm(幅×奥行き×高さ)。重量は23kg。


(2011年 6月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]