パナソニック、3WAYマイク搭載などICレコーダ4機種

-PCM録音対応。USB端子装備。実売6,000円~2万円


左から「RR-XR820」、「RR-XS650」、「RR-XS410」のホワイトとシルバー

 パナソニックは、ICレコーダ4機種を9月8日に発売する。価格は全てオープンプライス。店頭予想価格は、8GBメモリを内蔵し、3WAYロータリーマイクや低域補正マイクを備えた「RR-XR820」が2万円前後、4GBメモリの「RR-XS650」が15,000円前後、「RR-XS410」が1万円前後。2GBメモリの「RR-US300」が6,000円前後。

 カラーは、XR820がブラック(-K)。XS650がシルバー(-S)。XS410はホワイト(-W)とピンク(-P)を用意する。




■RR-XR820/RR-XS650

 「XR820」は、シーンに合わせて3ポジション(XY、ズーム、ワイド)にマイク部が可動する「3WAYロータリーマイク」と、指向特性を確保しながら低域もしっかり集音するという「低域補正マイク」を搭載するのが特徴。FMチューナも搭載し、ラジオ録音もできる。

 8GBのメモリを内蔵するほか、microSDHCカードスロットも装備。録音モードはPCM 48kHz/44.1kHzと、MP3ステレオの320/192/128/64kbps、MP3モノラルの32kbpsから選択可能。FMラジオ用のMP3/128kbpsモードも備えている。

 XS650は4GBメモリを内蔵し、シーンに合わせて2ポジション(ズーム/ステレオ)が切り替えられる、「飛び出すズームマイク」を搭載。前方正面の集音性に優れ、セミナーや講義などに適した「ズームポジション」と、360度バランスよく周囲の音を集音して会議などに適した「ステレオポジション」から選べる。録音モードはXR820と同じ。

 2機種共通の特長として、録音ボタンを押した約5秒前から録音できる「過去録音機能」が使用可能。「自動・マニュアル録音レベル調整機能」や「ピークリミッター」も備えている。

 また、6種類の録音設定から選べる「録音シーンセレクト」、マイクポジションに合わせて最適なシーン録音ができる「マイク連動録音シーンセレクト」も用意。聞き取りにくい会話やテレビの音声を聞きやすくする「サウンドモニター機能」も使用できる。

 本体でファイルの分割・結合・削除が可能。PCとの接続はUSBで行ない、本体にスライド式のUSB端子を装備する。

 単4電池1本で動作。付属のニッケル水素充電池を使った場合、PCM 48kHzモードで7時間の録音、6時間の再生が可能。80mW出力のスピーカーや、ステレオミニのイヤフォン出力、プラグインパワー対応のマイク/ライン入力も備えている。

 外形寸法は「XR820」が122.2×40.9×24.2mm(縦×横×厚さ)。電池を含む重量は約71g。「XS650」が108.3×40.9×16mm(同)。電池を含む重量は約61g。



■RR-XS410

 4GBメモリを内蔵。飛び出すズームマイクは備えていない。録音モードはXR820/XS650と同じ。FMラジオも備え、録音も可能。電源は単4電池1本。アルカリ電池を使った場合の持続時間は、PCM 48kHzモードで録音時が9.5時間、再生時が8.5時間となる。

 「音声ガイド」や「自動・マニュアル録音レベル調整機能」、「ピークリミッター」機能も装備。「サウンドモニター機能」も備えている。USB端子は内蔵でスライド式。外形寸法は99.1×40.9×16mm(縦×横×厚さ)で、電池を含む重量は約55g。



■RR-US300

RR-US300

 MP3録音のみが可能なモデルで、2GBメモリを内蔵。内蔵マイク、および外部マイク端子もモノラルとなる。録音モードはHQとLPを用意。本体にUSB端子を装備する。

 大型液晶と大型の操作ボタンを採用し、音声ガイドも用意。録音・再生操作がわかりやすいという。外形寸法は107.8×37.5×15.7mm(縦×横×厚さ)。単4電池1本で動作し、電池を含めた重量は約50g。



(2011年 8月 4日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]