LG、偏光方式「CINEMA 3D」液晶テレビの上位モデル3製品

-240HzのIPSパネルを搭載した「LW6500」の55/47/42型


LW6500シリーズ。エッジが透明色のデザインを採用

 LGエレクトロニクス・ジャパンは、偏光方式の3Dに対応した液晶テレビ「CINEMA 3D」の新製品「LW6500」シリーズ3モデルを10月上旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。


型番画面サイズ店頭予想価格
55LW650055型30万円前後
47LW650047型24万円前後
42LW650042型18万円前後

 偏光方式(FPR)の3D表示に対応した液晶テレビ。6月に発売した「LW5700」シリーズはパネルが120Hz駆動だったが、新しい「LW6500」は、240Hzの「TruMotion240」を採用したハイグレードモデルと位置付けられている。また、パネルエッジはクリアブルーがかった透明色とし、背景の色を拾い、空間へ溶け込むハイクラスデザインとしている。LW5700は最大47型だったが、LW6500は55型もラインナップした。

 液晶パネルはいずれも1,920×1,080ドットの新IPSパネル。バックライトはエッジ型LEDで、ダイナミックコントラストは500万:1。視野角は±178度。

 偏光方式の3Dにより、視聴範囲が広く、フリッカーを抑えた明るい3Dを特徴としている。3D映像の明るさを向上させる「ライトブースト」技術や、LEDバックライトの部分制御技術(16カ所)も採用し、明るい部屋でも立体感ある映像が楽しめるとしている。2D-3Dのリアルタイム変換にも対応。3Dメガネは「AG-F210」が2個同梱。重さは16.5gで、鼻や耳への負担が少なく、長時間かけても疲れにくいという。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルを各2系統装備。USB HDDへの録画にも対応する。入力端子はHDMIが4系統で、D5×1、コンポジット×2、アナログRGB(D-Sub 15ピン)も装備。出力は光デジタル音声×1とヘッドフォン×1。USB端子は2系統。Ethernetも備え、ネットワーク機能ではアクトビラ ビデオ・フルにも対応する。スピーカー出力はいずれも10W×2ch。

 消費電力と年間消費電力量は、55型が170W、134kWh/年、47型が150W、126kWh/年、42型が140W、118kWh/年。本体は±20度のスイーベルにも対応。スタンドを含む外形寸法と重量は、55型が129.7×34.1×85.1mm(幅×奥行き×高さ)、27kg、47型が111.9×25.5×74.9mm(同)、21kg、42型が100.9×25.5×68.6mm(同)、16.2kg。

 「CINEMA 3D」向けの偏光3Dメガネ6本をセットにしたファミリーパックも発売。フレームレスタイプ「AG-F260」×1、クリップオンタイプ「AG-F220」×2のほか、クリアフレームタイプ×1、キッズタイプ×2を同梱し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万円前後。

 なお、「LW6500」シリーズは、幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ 2011」(9月15日/16日:ビジネスデイ、17日/18日:一般公開)内でも展示される。



(2011年 9月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]