パイオニア、地デジ/iPod対応メモリナビ「楽ナビLite」
-メモリ増加で渋滞予測対応。3年間無料で地図更新
AVIC-MRZ09 |
パイオニアは、カロッツェリアブランドの新モデルとして、地上デジタルやワンセグの受信にも対応したメモリナビ「楽ナビLite」3機種を10月中旬より順次発売する。液晶ディスプレイは全て7型。価格は全てオープンプライス。発売時期と店頭予想価格は下表の通り。
仕様 | 型番 | 店頭予想価格 | 発売時期 |
7型ワイドVGA 地上デジタル/DVDビデオ CD/Bluetooth/USB/ SD/ラジオ | AVIC-MRZ09 | 13万円前後 | 10月中旬 |
7型ワイドVGA ワンセグ/DVD-ビデオ CD/Bluetooth/USB/ SD/ラジオ | AVIC-MRZ07 | 10万円前後 | 10月下旬 |
7V型ワイドVGA ワンセグ/CD/ USB/SD/ラジオ | AVIC-MRZ05 | 9万円前後 | 10月下旬 |
いずれも7型、解像度800×480ドットのTFT液晶を備えたナビ。AV機能として、AVIC-MRZ09はフルセグの地上デジタルチューナを搭載。4チューナ、4アンテナとなっており、安定した受信が可能という。「AVIC-MRZ07」と「AVIC-MRZ05」はワンセグチューナを内蔵。「AVIC-MRZ07」は別売の地上デジタルチューナ「GEX-P90DTV」を接続する事で、12セグの地デジ視聴が可能になる。
音楽CDの再生に加え、MRZ09とMRZ07ではDVDビデオやDVD-R/RW(ビデオ/VRモード)の再生にも対応。さらに、USB端子やSDメモリーカードスロットも装備し、USBメモリやSDカード内の音楽ファイル再生も可能。フォーマットはWMA/MP3/AAC/WAVをサポート。動画はWMV/MPEG-4に対応。
別売のiPod用USB変換ケーブル「CD-IUV51M」(3,675円)を使い、iPhone/iPodの音楽再生が可能。第5世代iPodを接続した場合は、動画も再生できる。
全モデルにAM/FMチューナを搭載。内蔵アンプの最大出力は50W×4ch。外形寸法は178×166×100mm(幅×奥行き×高さ)。重量は2,400g。
AVIC-MRZ07 | AVIC-MRZ05 |
■ナビ機能に違い
上位モデルの「MRZ09」は、「AVIC-MRZ99」の後継モデル。メモリ容量をMRZ99の8GBから16GBに倍増。新たに、過去の渋滞情報を分析し、大型連休や季節、曜日など約30パターンの渋滞予測データ(収録道路約33万km)を収録。道路事情に則したルートや、目的地までの正確な所要時間を、通信契約を結ばなくても割り出せるという。さらに、カロッツェリアユーザー同士で渋滞情報を、携帯電話などの通信機能を使って共有する「スマートループ渋滞情報」と組み合わせる事で、さらに渋滞回避能力が向上する。
なお、MRZ07でも「スマートループ渋滞情報」が利用可能。MRZ05は携帯電話や通信モジュールに非対応であるため、インフォチャージのみでスマートループに対応する。MRZ07とMRZ05の内蔵メモリは8GBとなる。
いずれのモデルも、独自の圧縮データフォーマット「L-format」を採用。データ容量を5分の1以下に圧縮でき、「詳細市街地図件数など、HDDナビに匹敵するデータ量を実現した」という。
SDカードを使った地図データ更新も可能。インターネットに接続したPCにSDカードを挿入すると、PC用リンクソフト「ナビスタジオ(楽ナビLite用)」経由で市街地詳細地図などの地図データが取得でき、最大3年間は追加料金無しで利用可能。
(2011年 9月 29日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]