パイオニア、“EV専用”のTV/DVD内蔵7型カーナビ

-低消費電力ルートを選択可能な2モデル


12セグ/ワンセグ搭載の「AVIC-EVZ9」

 パイオニアは、カーナビゲーションの新製品として、電気自動車(EV)専用の独自機能を備えた2モデルを2012年1月に発売する。いずれも2DINサイズで、価格は下表の通り。


型番仕様価格
AVIC-EVZ97型WVGA液晶
地デジ12セグ/ワンセグ
DVD/CD/Bluetooth/SD/FM/AM
メモリナビ
147,000円
AVIC-EVZ57型WVGA液晶
ワンセグ
CD/Bluetooth/SD/FM/AM
メモリナビ
105,000円

 いずれもEV専用のメモリナビで、特徴は、電力消費量を推定する独自技術を搭載し、探索した案内候補ルートの中で最も電力消費量の少ないルートを選択できること。また、周辺にある急速充電/普通充電スポットを簡単に検索できるほか、電力消費率表示や運転評価を行なう「エコステータス」などEVでのドライブをサポートする機能が利用できる。

 両機種の違いは、EVZ9が地デジの12セグ/ワンセグチューナやDVDドライブを搭載するのに対し、EVZ5はワンセグ/CDのみとなる点。EVZ9はDVDビデオのほか、デジタル放送をVRモードで記録したディスクも再生できる。いずれも内蔵アンプ出力は50W×4ch。AM/FMラジオも内蔵する。

ワンセグ搭載モデルの「AVIC-EVZ5」

 内蔵メモリは8GBで共通。地図データは内蔵メモリに収録し、5分の1以下に圧縮する独自の圧縮データ技術「L-format」を採用。最新の地図データを取得できる「マップチャージ」にも対応し、3年分は追加料金無しで更新できる。そのほか、携帯電話などでの通信を使ってユーザー同士で渋滞情報を共有し、最適なルートを探索して走行できる「スマートループ渋滞情報」にも対応する。

 操作面では、地図表示や操作音、案内音量などをユーザーごと(最大4人)に設定できる「パーソナライズ設定」が利用可能。また、テレビとラジオのチャンネル切り替えや、ナビ画面の案内表示のON/OFFなどを、画面上を指でスライドさせて操作する「ワイプインターフェース」を採用している。



(2011年 11月 24日)

[AV Watch編集部 中林暁]