コルグ、「iKaossilator」がファイル出力/共有に対応

-iPadネイティブ対応。ライブ向け機能も搭載


iKaossilatorの画面

 コルグは、小型シンセサイザー「KAOSSILATOR」をiPhoneアプリ化した「iKaossilator」をVer.2.0.0に無償アップデート。新たにiPadにネイティブ対応したほか、演奏したファイルの書き出し機能などを追加した。

 また、同アプリの新規購入向け50% OFFセールを延長。12月31日まで、通常価格1,700円から、850円に割引される。

 「iKaossilator」(10月13日発売)は、タッチパッドを指でなぞることでシンセサイザーの演奏が行なえるKAOSSILATORのインターフェイスを踏襲しつつ、iPhone向けの機能を搭載したアプリ。対応端末はiPhone 3GS/4/4S、第3世代以降のiPod touch、iPad。iOS 4.1以降をサポートする。

 Ver.2.0.0ではiPadにネイティブ対応し、iPadの9.7型画面を活かした表示が可能になった。また、新たに「Audio Export」機能を搭載。演奏のリアルタイムレコーディングや完成したループを、ファイルとしてiTunes経由で書き出し可能になった。

 さらに、作成したループを、楽曲共有サービス「SoundCloud」にアプリから直接アップロードすることも可能。ループデータを添付することで、他のユーザーのループリスト上に公開され、共有できる。アプリ間でオーディオデータをコピー&ペースト可能な「AudioCopy」(Sonoma Wire Works製)にも対応し、書き出したオーディオデータを「AudioPaste」対応アプリに送ることができる。

 ライブパフォーマンス向けの機能「Flex Play」も搭載。LengthまたはTempoをタップした状態でタッチパッドをなぞると、X方向で全てのパートのLength、Y方向でTempoを瞬時に変更でき、曲にダイナミックな変化を加えられる。そのほか、VoiceOverにも対応。演奏スタイルにあわせて選べる2つのミュートモードを搭載するといった改良も行なわれている。

 なお、「iKaossilator」のiPadネイティブ対応を記念して、既発売アプリ「iELECTRIBEシリーズ」と「iMS-20」を、11月30日から12月2日までの3日間限定で半額となるキャンペーンも実施する。

iPadの画面に最適化した表示が可能に演奏をファイルとして書き出せるようになった


(2011年 11月 30日)

[AV Watch編集部 中林暁]