ソニー、フルHD動画対応サイバーショット「WX50」

-ISO 12800の高感度対応。実売約25,000円


ピンクモデル

 ソニーは、デジタルカメラ・サイバーショットの新製品として、高感度撮影に対応し、フルHD動画の撮影も可能な「DSC-WX50」を2月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は25,000円前後。

 カラーはブラック(B)、ゴールド(N)、ピンク(P)、ブルー(L)の4色を用意する。


ブラックモデルゴールドモデルブルーモデル

 1/2.3型、有効1,620万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を搭載したコンパクトデジタルカメラ。WX7の後継にあたる。

 高画素なセンサーに加え、画像処理エンジン「BIONZ」を搭載。信号処理技術を進化させる事で、WX7のISO感度1600から、WX50ではISO 12800での撮影にも対応。プレミアムおまかせオートモードで利用でき、高感度でもノイズを抑えた撮影が可能だという。夜景撮影には、1回のシャッターで6枚連写し、高精度に重ね合わせる事でノイズを抑えた撮影も可能。

 レンズは光学5倍ズームのカールツァイス バリオ・テッサーで、35mm換算の焦点距離は25~125mm(静止画4:3時)、29~145mm(動画16:9時/手ブレ補正スタンダード)、30~150mm(動画16:9時/手ブレ補正アクティブ)。全画素超解像を使った電子ズームと組み合わせる事で、10倍ズームも可能。光学式手ぶれ補正も備えている。

 動画はAVCHD形式で、1080/60iで撮影が可能。MP4録画にも対応する。動画撮影時の手ブレ補正は光学と電子式の併用で、アクティブモードに対応する。撮影モードは24M FX/17M FH(1,920×1,080/60i)、9M HQ(1,440×1,080/60i)、MP4:12M(1,440×1,080/30fps)、6M(1,280×720/30fps)、3M VGA(640×480/30fps)を用意する。

背面。液晶モニタは2.7型カラーバリエーション

 トイカメラ風やパートカラー、ミニチュアなどが選択できる、ピクチャーエフェクト機能も搭載。従来モデルは7種類だったが、新たに「水彩画調」、「イラスト調」を追加。合計9種類となる。

 スイングパノラマ撮影も可能で、顔検出や動きに対応。3D静止画を撮影する「3Dスイングパノラマ」にも対応する。

 液晶モニターは2.7型、46万画素のクリアフォト液晶。HDMIミニ端子も備え、TransferJetやEye-fiにも対応。記録メディアはメモリースティック デュオとSDカードに対応する。

 外形寸法は92.2×19.1×52mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約117g(バッテリNP-BNとメモリーカード含む)、約101g(本体のみ)。バッテリ使用時間は、動画で約60分、静止画で約240枚/約120分。


(2012年 1月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]