シャープ、フリースタイルAQUOS F5に52/46型追加

-チューナ別体の薄型壁掛け対応モデル


F5シリーズに52型、46型を追加する

 シャープは、壁掛け可能な薄型テレビ「フリースタイルAQUOS」の「F5」シリーズに52型「LC-52F5」、46型「LC-46F5」を追加。2月3日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は52型が30万円前後、46型が24万円前後。

 52型、46型のどちらも、カラーはブラック系(B)とホワイト系(W)を用意。ラインナップの拡充により、F5シリーズは60、52、46、40、32、20型の6サイズ展開となる。

 薄型のディスプレイ部と小型の地上デジタルチューナ部で構成される薄型テレビ。チューナ部をディスプレイから省くことで、薄型/軽量化を図り、壁掛け設置をしやすくしているのが特徴。52型の場合、従来のLC-52L5と比べ、重量が約23kgから約14kgに軽量化。最薄部は2.9cmで、同梱の「壁掛けスリム金具」を使って設置すると、壁面からテレビ前面までの厚みが約4.2cmに収まる。「壁と一体化したスタイリッシュな壁掛け設置が可能」(シャープ)としている。


 ディスプレイとチューナは、5GHz帯のIEEE 802.11a/nの無線で映像/音声信号を伝送。チューナ部で受信したデジタル放送のMPEG-2 TSストリームを、ディスプレイ側でワイヤレスで受けて視聴する。

52型「LC-52F5」のブラック系46型「LC-46F5」のホワイト系

 ディスプレイはUV2Aパネルで、解像度は2モデルとも1,920×1,080ドット。倍速駆動に対応している。バックライトはLED。テレビコントラストは100万:1。視野角は上下/左右各176度。

 ディスプレイ部にはHDMI入力も装備しており、Blu-rayプレーヤーなどを接続可能。USB端子を装備し、USB接続したデジタルカメラやUSBメモリ内の写真や音楽ファイルの再生も可能。ヘッドフォン出力、光デジタル音声出力もディスプレイに装備する。スピーカーユニットは6cm径×2個で、アンプの最大出力は7.5W×2ch。

 チューナ部のUSBに、別途USB HDDを接続する事で、番組の録画も可能。録画予約もでき、録画した番組もワイヤレスで表示できる。なお、チューナは地上/BS/110度CSデジタルを各1基搭載しており、裏番組録画には非対応。

 DLNAプレーヤー機能も備えており、対応BDレコーダなどに録画した番組を、LAN経由で表示する事も可能。ネットワークHDDなど、DLNAサーバー内の動画、音楽、静止画表示も行なえる。

 スマートフォンのAQUOS PHONEと連携も可能。スマートファミリンク対応のAQUOS PHONEで撮影した動画や、静止画、音楽などのコンテンツをフリック操作する事で、テレビのAQUOSで表示できる。スマートフォンに表示しているWebサイトのアドレスをテレビに送り、大画面で表示する事も可能。

 音声でキーワードを入力し、ネット上のWebサイトやVODコンテンツを検索できる「AQUOSリモート」にも対応。AQUOS PHONEをリモコンとして使い、選局や音量調節も可能。電話の着信やメール着信情報を、AQUOSの画面にお知らせとして表示する事もできる。

 ネットワークサービスの「AQUOS City」から、YouTubeやYahoo! for AQUOS、T's TV、ひかりTV、アクトビラ、TSUTAYA TVなどのテレビ向けネットワークサービスを利用できる。

 リモコンは、10キーを省き、円形のホイールコントローラを採用したデザイン。「マイサークル」ボタンを押すと、画面上にアイコンが表示され、テレビ画面に表示されたUIを見ながら利用したい機能を選択できる。チャンネル選択時には、チャンネルUIを立ち上げた上でホイールを回転させて局を選ぶ「ぐるぐる選局」が行なえる。リモコンで10キーのUIを呼び出したり、番組表からの選局にも対応する。

型番52F546F5
ディスプレイ部の仕様
解像度1,920×1,080ドット
パネルUV2A
倍速
スピーカー7.5W×2ch
端子HDMI入力×1
USB×1
Ethernet×1
ヘッドフォン出力×1
光デジタル音声出力×1
消費電力約110W約100W
待機時消費電力0.5W
外形寸法
(ディスプレイ部のみ)
1,198×29~35
×709mm
1,062×29~35
×631mm
重量
(ディスプレイ部のみ)
約14kg約12kg
チューナ部の仕様
端子Ethernet
USB
消費電力約19W
待機時消費電力8W
外形寸法
(チューナ部のみ)
170×180×36mm
重量
(チューナ部のみ)
約700g


(2012年 1月 23日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]