カナルワークス、3ウェイ6ドライバのカスタムイヤフォン

-99,800円~。露出した抵抗の交換で音質チューニング


3ウェイ6ドライバを搭載した「CW-L51」

 カナルワークスは、バランスドアーマチュアユニットを採用したカスタムイヤフォンの新製品として、3ウェイ6ドライバを搭載した「CW-L51」を発売する。受注は5月12日から開始。価格は99,800円だが、別途耳型採取費用が必要。納期は生産着手後約4週間。

 なお、同社は5月12日に東京・スタジアムプレイス青山で開催される「春のヘッドフォン祭2012」に出展。当日会場で試聴できるほか、耳型採取も会場から徒歩1分の提携店で行なえるという。

 「よりワイドレンジでパワフルなサウンドを追求した」という、3ウェイ6ドライバモデル。高域、中域、低域のそれぞれにデュアルタイプのバランスドアーマチュアユニットを採用。低域用には、オープンベントタイプの超高感度ドライバを採用し、「ハイスピードな低音を余裕を持って鳴らす」という。高域用には、高域再生に適した、面積の小さな振動板を使ったユニットを搭載している。イヤフォン全体のインピーダンスは25Ω、感度は118dB。

 また、5,000円の有料オプションで「パーソナル・サウンド・チューニング・システム(PSTS)」も利用可能。このオプションを選ぶと、ハウジングから部品(抵抗)が露出した状態で製品が作られ、外から抵抗を交換できるようになる。これにより、商品納入後に、ユーザー自身が付属の抵抗の数値を変更する事で、低域の量感や中域の張り出しを調整できる。

 好みの音に調整が完了したら、抵抗をUV樹脂でコーティングするサービスもオプション(5,000円)で用意する。なお、このチューニングシステムを利用しない場合は、標準のセッティングで抵抗がイヤフォン内に内蔵され、通常のイヤフォンと同様に、ハウジングはフラットな仕上がりになる。


5,000円の有料オプションで「パーソナル・サウンド・チューニング・システム(PSTS)」を注文すると、抵抗が露出した状態で製品が作られ、交換により音のチューニングが可能になる音が決まったら、UV樹脂でコーティングするオプションも用意
付属品の一覧

 ケーブルは着脱可能で、付属の標準ケーブル(115cm)には、通常の3倍という高耐久性20芯撚り線OFCワイヤーを使用。断線しにくくなっているという。標準タイプ以外にも、耐久性はそのままに、スリムタイプのケーブルも選択可能。装着は、ケーブルを耳の後ろへまわすタイプ。ステレオミニプラグはNeutrik製。オプションでバランスポータブルアンプに対応するプラグを選ぶ事もできる。その他のカスタム要素として、筐体カラーの選択や、エンブレムの使用なども可能。



(2012年 5月 9日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]