KDDI、スマホ向けソーシャル音楽サービス「うたパス」

-再生履歴からマイチャンネル生成。月額315円


セレクトチャンネル

 KDDIは、ジャンル分けされた音楽チャンネルを聞き放題となる、auスマートフォン向け音楽サービス「うたパス」を6月中旬よりスタートする。月額料金は315円。6月中旬から8月31日までは、auスマートパス会員向けに無料で先行展開する。

 「うたパス」には、多彩な音楽を揃えた50以上の「セレクトチャンネル」を用意。各チャンネル内にある約50曲が順に再生される。任意の楽曲を選んで再生することはできず、ラジオや有線放送などのように流れる楽曲を聴く形となっている。聴きながら「お気に入り」登録していくうちに、それぞれのユーザーの趣向や再生履歴に合わせた「マイチャンネル」が作成可能で、ユーザーの好みに合う音楽を楽しめるようになることが特徴。


再生履歴からLISMO Storeで楽曲購入

 また、複数のユーザー同士で離れていても一緒に同じ楽曲を聴きながらチャットを楽しめる機能を備え、「音楽を聴きながらつながる」という新しい体験や、今まで知らなかった音楽との出会いを提供するという。この機能を「ソーシャルフォロー」と命名している。例えば、友人が再生中の楽曲名を「公開」に設定していれば、自分も同じ曲を聴くことができる。お気に入り登録した楽曲や、再生履歴、友達を確認できる機能も装備。また、気になる楽曲はLISMO Storeからアプリ上で簡単に購入できるという。

 チャンネルには、アーティストなどがオススメする楽曲を聴ける「セレブリティ」も用意。シェネルやflumpool、小林克也がセレクトした楽曲を聴くことができる。また、本人が前述のソーシャルフォローに登場することもあるという。

 対応機種はLISMO Player搭載のAndroidスマートフォン(IS01は除く)で、マイチャンネルは8月以降のバージョンアップで提供する。配信楽曲はMP3の128kbpsで、既存のLISMO Unlimitedと同じ。楽曲数についてはLISMO Unlimitedと同等以上にすることを目指して調整中だという。

 うたパスは、2011年に開始した「LISMO unlimited powered by レコチョク」に続くストリーミング型音楽サービスの第2弾となり、台湾KKBOXのプラットフォームを活用。楽曲はレコチョクが提供する。auスマートパス会員が「うたパス」に会員登録する場合、最大3カ月間月額料金が無料となる。

うたパスのトップ画面チャンネルリスト表示50以上のチャンネルを用意する予定

ソーシャルフォロー機能の概要友人が再生中の曲と同じものを聴ける「セレブリティ」チャンネルで、小林克也らがセレクトした楽曲を聴ける



(2012年 5月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]