JVC、民生用世界初3DカメラをAVCHD 3D対応に

-AVCHD 2.0策定前に発売。ソフトも対応へ


3D撮影対応のビデオカメラEverio「GS-TD1」

 JVCケンウッドは、3D撮影対応のビデオカメラEverio「GS-TD1」の3D動画撮影フォーマットを、AVCHDの3D規格に対応させるファームウェアアップデートを5月18日から開始する。

 「GS-TD1」は、フルHDの3D撮影が可能な世界初の民生用ビデオカメラとして、2011年2月に発売。左右の目用の、2つのフルHD(1,920×1,080ドット/60i)映像をMPEG-4 MVCでリアルタイムエンコードし、記録できるが、発売当時は「AVCHD Ver.2.0」規格が策定されていなかったため、AVCHDとは異なる形式での録画となっている(AVCHD Ver.2.0は'11年7月に公開された)。

 今回のアップデートにより、撮影モードにAVCHD 3D規格を追加。同モードでフルHDの3D映像を、最高約28Mbpsで撮影可能になる。従来からのMP4(MVC)モードや、AVCHDのサイドバイサイドモードも引き続き利用でき、3モードから選択できるようになる。

 また、このファーム公開と同時に、「GS-TD1」の付属ソフト「Everio MediaBrowser 3D」でも、AVCHD 3Dモードで撮影した動画を扱えるようにするアップデートを実施。ピクセラのサポートページでアップデートファイルを公開する予定。



(2012年 5月 17日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]