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ティアック、DSD対応ハイレゾ再生ソフト正式版を無償公開

UD-501/H01など4機種に対応。簡単設定/CPU負荷軽減

TEAC HR Audio Player(V1.0)のWindows版

 ティアックは11日、DSD 5.6MHzやPCM 384kbpsにも対応したパソコン用音楽再生ソフト「TEAC HR Audio Player(V1.0)」を無償公開した。

 同社製USB DACなどと組み合わせて利用可能な音楽プレーヤーソフト。複雑な設定をすることなく、インストール後に設定画面で接続した機器を選択するだけでDSDなどのハイレゾファイルを利用できる点が特徴。シンプルな画面にしたことでCPU負荷を軽減し、スムーズな再生を実現。また、音質に配慮したプログラムのため、MP3などハイレゾ以外のファイルも高音質で再生できるという。プレイリストの作成や保存、読み込みに対応。リピート、シャッフル再生も行なえる。

 11月よりベータ版が公開されており、12月上旬に正式版を公開予定としていた。ベータ版が対応していたUSB DAC「UD-501」に加え、新たに「UD-H01」や、プリメインアンプ「AI-501DA」、「A-H01」でも利用可能になった。

 パソコンの対応OSは、UD-501がWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.7/10.8。それ以外のUD-H01/AI-501DA/A-H01については、Windows XPに対応しないほかは同じ。

 再生可能な音楽フォーマットはDSD 5.6/2.8MHz(DSF、DIFF)や384kHzまでのPCM(WAV)、FLAC、MP3。Windowsの場合は、ASIO 2.1とDoP(DSD over PCM)方式でのDSDネイティブ再生をサポート。「音質を追い込みたい」ユーザー向けに、データをパソコン側のメモリに読み込むことでCPUの負荷変動による音質劣化を避けるRAMバッファ再生機能も備えている。MacはDoPのみの対応となる。

(中林暁)