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光城精工、真鍮削り出しポータブルヘッドフォンアンプ

予価59,955円。ケーブルやグローブ革ケースも発売

ポータブルヘッドフォンアンプ「KM01-BRASS」

 光城精工は、ポータブルヘッドフォンアンプ「KM01-BRASS」を発売する。1月28日より事前予約の受け付けを開始し、出荷開始は2月中旬~下旬を予定。予定価格は59,955円。300台の限定生産となる。

 また、オプション品として両端ステレオミニで、長さ110mmのアナログEMCシールドケーブル「KM01-OP1」も発売。価格は9,555円(数量限定無し)。アンプを収納できるグローブ革ケース「KM01-OP2」も30個限定で発売。価格は9,975円。



KM01-BRASS

 ステレオミニのアナログ入力と、ヘッドフォン出力を各1系統備えたポータブルヘッドフォンアンプ。

 真鍮の塊から削り出した高品位な重量級筐体を採用しているのが特徴で、「重厚で煌びやかな音を導き出し、音楽の楽しさを伝えてくれる」という。重さは全体で約325g。

 表面はあえて防錆処理をしないことで、「使い込む(エージング)事により表情が変化し、キラキラ輝いていたボディが次第に渋い輝きとなり、キズすらも味わいの一つとして自分だけの一台になっていく」としている。

 ボリュームつまみは直径16mmの大型タイプ。アンティークカメラのようなローレット加工を施している。

筐体は真鍮削り出し
ボリュームつまみにはローレット加工を施している

 アンプの電源部では、電解コンデンサをデュアルドライブさせる事で、中低域の音像を明瞭化。「電池駆動の弱点である中低域の駆動能力を向上させた」とする。また、前段に低電圧駆動オペアンプ、後段にはダイアモンドバッファ回路を採用。クリアで臨場感のある音像を実現したという。

 接続するヘッドフォンの推奨負荷インピーダンスは16~300Ω、周波数特性は10Hz~100kHz。定格出力は20mW×2ch(32Ω時)。電源は単4電池1本で、連続動作時間は約14時間。外形寸法は57×83×19mm(幅×奥行き×高さ)。



EMCシールドケーブル「KM01-OP1」

EMCシールドケーブルの使用イメージ

 両端がステレオミニ端子のアナログケーブル。導体はPC-OCC(単結晶無酸素銅線)。プラグには、銅合金の金メッキを採用。導体の外側を電磁ガードスリーブで被う事で、外来ノイズの影響を抑え、音質を保つという。



グローブ革ケース「KM01-OP2」

グローブ革ケース「KM01-OP2」の使用イメージ

 野球グローブ用の革を使った、ワイン色の本革ケース。津軽の革職人が手作りしたもので、裏地もついているほか、スナップボタンの表面を同じ革でくるむなど、丁寧な作りになっているという。

 魅力として光城精工は、「しっとりと手に馴染む質感が心地よく、使い込むにつれてほどよく光沢出てくるため、KM01本体同様に表面のエージングが楽しめる」としている。

(山崎健太郎)