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音楽ソフトと有料音楽配信合計で日本が世界1位に

'12年の世界音楽売上は13年ぶりのプラス

 IFPI(国際レコード産業連盟)は8日(英国時間)、2012年の世界の音楽売上を集計した情報等を掲載する「Recording Industry in Numbers 2013」(RIN)を発行した。世界49カ国の音楽市場を合計した2012年の売上は、昨年比0.2%増となり、1999年以来13年ぶりのプラスとなった。

 IFPIの日本支部である日本レコード協会によれば、国別の売上順位では、日本はアメリカの約44億8,100万ドルに次いで世界2位の44億2,200万ドル。このうち、音楽の二次利用に関する権利収入を除いた、音楽ソフト(オーディオ、音楽ビデオ)及び有料音楽配信の売上合計では、日本は約43億ドルで1位となった。

 レコード会社の収入に占める物理メディアの売上は57%。また、産業全体のデジタルチャンネルの売上が35%となっている。サブスクリプションサービス(広告付きのストリーミング含む)はデジタルのうち約20%を占め、2011年の14%より構成比を高めている。欧州ではデジタルミュージックの売上の約1/3にあたる31%がサブスクリプションとなった。

(臼田勤哉)