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グラスバレー、4K/XAVC編集対応の「EDIUS 7」

64bit OS/Haswellに最適化。第3四半期に発売

編集画面

 グラスバレーは8日、4K映像にも対応したビデオ編集ソフトの最新バージョン「EDIUS 7」を発表した。「EDIUS Pro 7」と「EDIUS Elite 7」の2バージョンを用意し、日本を含むグローバルで2013年第3四半期より発売予定。価格は、「EDIUS Pro 7」の通常版が83,790円、アップグレード版は31,290円。

【7月9日訂正】記事初出時、「日本語への対応は同第4四半期を予定している」としていましたが、正しくは「日本を含むグローバルで第3四半期発売」でした。お詫びして訂正いたします。

 放送局やポストプロダクションなどで利用されているノンリニアビデオ編集ソフト。Windows 7/8の64bit版にネイティブ対応し、最大512GBの動作メモリ(Windowsバージョンに依存)を利用できるため、4Kや3D映像のマルチレイヤー編集を快適に行なえ、4K映像でもレンダリング無しでスピード感のあるリアルタイム編集を実現したとしている。Intel第4世代Core iシリーズ(通称:Haswell)のCPUに最適化されている。

 タイムラインにSD/HD/2K/4Kなど異なる解像度を持つ映像が混在した状態でも、リアルタイム編集が可能。XAVCや、AVC-Ultra、EOS-1D Cなど最新の映像ファイルフォーマットもサポートしている。

パッケージ

 発売される2バージョンのうち、「EDIUS Pro 7」は、プロフェッショナルやスタンドアロン環境のユーザーを想定。「EDIUS Elite 7」は、ネットワークに接続された制作環境向けの製品で、同社のターンキー編集システム「HDWSシリーズ」や「REXCEEDシリーズ」に搭載される。

 EDIUS Elite 7は、複数の編集端末からの同時編集や 、K2サーバーへの直接保存、インジェストが可能。さらに、ライブ映像のリアルタイム編集ができる「GV STRATUS」ノンリニアプロダクションシステムや、「Grass Valley K2」メディアサーバーと連携可能。なお、GV STRATUSとの連携対応は2013年9月を予定している。

 連携可能なハードウェアは、グラスバレー製品に加え、Blackmagic DesignとMatroxの製品もサポート。さらに、AJA Video Systems製品にも対応予定。Blackmagicのカラーコレクションソフト「DaVinci Resolve」との間で、EDLによるプロジェクトのインポート/エクスポートも行なえる。なお、日本語版でのサードパーティー製ハードウェアの対応は、2013年第4四半期を予定している。

(中林暁)