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アユート、「AK120」のDSD再生対応ファームを公開

PCM変換で再生。Bluetooth再生時の機能改善も

AK120

 アユートは16日、iriver Astell&Kernブランドのハイレゾ対応プレーヤー「AK120」の新ファームウェア「1.30」を公開した。「春のヘッドフォン祭 2013」(5月11日)の発表会で予告していた通り、アップデートによりDSDファイルの再生が可能になる。

 新ファームにより、DSD 64(2.8MHz)のファイル再生に対応。AK120にDSDファイルを転送するとPCMに変換して再生できる。DSDの対応ファイル形式はDSDIFF(.dff)とDSF(.dsf)。

【訂正】
 記事初出時、USB DACとしてAK120を利用した際に、PC内のDSDファイルをDoP(DSD over PCM)で再生できると発表されていましたが、非対応に改められました。それに合わせて記事を訂正しました。(2013年7月17日)。

AK120にDSDファイルを入れて再生しているところ

 なお、DSDファイルはギャップレス再生に対応しない。また、DSD再生時は、高スループットのため動作が遅くなったり、バッテリの消耗が早くなる場合があるとしている。

 DSD対応の他にも機能改善が行なわれており、Bluetooth使用時に、イヤフォンをイヤフォンジャックから外しても再生が停止しないようにした。また、WAV/AIFF/AAC/MP3ファイル再生時の安定化も行なっている。

(中林暁)