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ソニービルでハイレゾ音源と星空が楽しめる「サウンド・プラネタリウム」開幕

サウンドプラネタリウム

 東京・銀座のソニービルは、2013年11月13日~12月15日まで、8階のコミュニケーションゾーンOPUS(オーパス)にて、ハイレゾ音楽を聴きながら星空を眺められる「サウンド・プラネタリウム」を開催する。時間は11時~19時。1回の上映時間は約20分。入場は無料で、入退場は自由。

 「サウンド・プラネタリウム」では、肉眼では捉えられないほどの星々まで映し出す光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR」で再現された星空を眺めながら、CDを超える高音質のハイレゾ音源を聴くことができる。プラネタリウムの製作・監修を務めるのはプラネタリウムクリエイターの大平貴之氏。ナレーションはアーティストのCharaさんが担当する。

 上映会場となるOPUSは、200インチのスクリーンなどを備え、シアタールームなどとしても使用されるイベントスペース。プラネタリウム上映時には、前方のスクリーンだけでなく、天井やサイドの壁など180度近い視野角いっぱいに星空の映像が投影される。再生に使用されるのは、スピーカーのリファレンスモデル"Rシリーズ"「SS-AR1」と、AVアンプ「TA-DA5800ES」。

会場にはベンチシートのほか、床に座るためのクッションなども用意されている
光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR」
リファレンスモデル"Rシリーズ"「SS-AR1」とサブウーファ「SA-NA9ES」

 上映は、銀座の風景からスタート。明るく騒がしい街中では、星はよく見えず、本当の音も聴こえないというCharaさんのナレーションが流れ、やがて星空とハイレゾ楽曲が織り成すプラネタリウムの旅に出る、というストーリー。通常のプラネタリウムと違い、円形の天井に映し出される星空を見上げるというスタイルではないが、眼前に無数の星が溢れる神秘的な雰囲気の中、ハイレゾ楽曲の柔らかい音質がリラックスしたムードを演出していた。

夜でも明るい銀座の街並み
星空に泡のようなものが浮かび神秘的な雰囲気
カメラに写らないほど無数の細かな星々が輝いていた

 上映楽曲は、24bit/96kHzのハイレゾ音源を使用。いきものがかりの「風が吹いている」や、Chara「やさしい気持ち(Special Kiss Ver.)」、ビリー・ジョエル「素顔のままで」など、国内外のヒット曲が使われている。なお、上映楽曲は期間の前半と後半でそれぞれ異なる。

【上映楽曲】
イベント前半期間(11月13日~12月1日)
・いきものがかり「風が吹いている」
・ビリー・ジョエル「素顔のままで」
・Chara「やさしい気持ち(Special Kiss Ver.)」

イベント後半期間(12月2日~12月15日)
・ゴスペラーズ「ロビンソン」
・マイケル・ジャクソン「Human Nature」
・Chara「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」

ハイレゾ音楽とプラネタリウムの運命的なコラボレーション

プラネタリウムクリエイターの大平貴之氏

 12日には、一般公開に先立ってプレス向けの試写会が行なわれた。イベントには、プラネタリウムを手掛けた大平氏が参加し、ハイレゾサウンドとプラネタリウムのコラボレーションについてコメントした。大平氏は、「肉眼では見えないほどの星まで映し出すプラネタリウムと、人間の聴覚では聴こえないほどの音域まで再現するハイレゾ音楽という、なるべくしてなったコラボレーション」と説明。また、大平氏は以前ソニーにエンジニアとして在籍していたこともあり、「このような形でイベントに携われることをうれしく思う」と述べた。

 会場であるOPUSの出入り口付近にはハイレゾ音源の視聴スペースが設けられ、ウォークマン「NW-F880」やヘッドフォン「MDR-1RMK2」などで、好きなハイレゾ楽曲を聴くことが可能。このほか、1階~4階のショールームでは、ソニーがハイレゾ対応モデルとするオーディオ機器の試聴もできる。

会場の出入り口付近に設営されたハイレゾ視聴スペース
ウォークマン「NW-F880」とヘッドフォン「MDR-1RMK2」を使用して視聴できる

(一條徹)