ニュース

オリオスペック、USB DAC同梱でDSD再生設定済のオーディオPC

Ritmo DSDPlay PRO

 オリオスペックと千十七(せんじゅうなな)は、DSD対応のUSB DACをセットにしたファンレスPC「Ritmo DSDPlay」シリーズ2機種を11月28日に直販サイトで発売する。価格は、トロイダルトランス電源搭載の「Ritmo DSDPlay PRO」が379,600円。光学ドライブレスの小型モデル「Ritmo DSDPlay mini」が159,600円。

 いずれもDSD対応のUSB DACがセットになっており、DAC用ドライバや再生ソフト「foobar2000」がプリインストールされていることが特徴。購入後の設定が不要で、すぐにDSD再生できる。付属するUSB DACは、DSDPlay PROがNmode「X-DU1」(単品価格89,800円)、DSDPlay miniがラトック「RAL-DSDHA1」(同75,600円)。DSDは、PROが5.6MHz、miniが2.8MHzまで対応する。なお、DACが付属しないモデルも用意し、DSDPlay PROが289,800円、DSDPlay miniが99,750円となる。

トロイダルトランス電源搭載の「Ritmo DSDPlay PRO」

Ritmo DSDPlay PROの電源部に搭載するトロイダルトランス

 Ritmo DSDPlay PROは、FIDELIXとの共同開発による12V単一出力電源を搭載。電源部にはトロイダルトランスを採用している。光学ドライブは十和田パイオニア製BDドライブを搭載。標準セットのDAC「X-DU1」により、DSDは5.6MHzまで、PCMは32bit/192kHzの再生に対応する。

 BDドライブでのCD再生時には、リアルタイムでDSD 2.8/5.6MHzに変換して再生可能。NASなどの外部HDDに保存した既存のFLACファイルも、DLNAのリモート操作でDSDにリアルタイム変換して再生できる。本体はアルミ製で、オーディオ機器のようなデザインを採用しているという。

 CPUはCore i5-4570T(2.9GHz)を搭載。メモリは8GBで、SSDは128GB。OSはWindows 7 Professional(64bit)。本体の背面に、HDMI×1、DVI-D×1、VGA×1、USB 3.0×2、USB 2.0×4、Ethernet×1などを装備する。外形寸法は415×430×140mm(幅×奥行き×高さ)。

光学ドライブレスの小型モデル「Ritmo DSDPlay mini」

Ritmo DSDPlay mini

 Ritmo DSDPlay miniは、光学ドライブを省いたことにより小型化を図ったモデル。標準セットのDAC「RAL-DSDHA1」により、DSDは2.6MHzまで、PCMは24bit/192kHzの再生に対応。NASなどに保存したFLACファイルのリアルタイムDSD変換/再生にも対応する。本体はアルミ削り出しの小型筐体を採用している。

 CPUはCeleron 847(1.1GHz)を搭載。メモリは8GBで、SSDは128GB。OSはWindows 7 Professional(64bit)。本体の端子は、HDMI×2、USB 2.0×3(フロント×1、リア×2)、Ethernet×1を装備。外形寸法は164×110×47mm(幅×奥行き×高さ)。

(一條徹)