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日テレ、スマホを振って番組に参加する「フリフリTV」。年末“ガキの使い”とも連携

フリフリTVの画面

 日本テレビ放送網は、テレビを視聴しながらスマートフォンを振って、番組の企画に参加できるアプリ「フリフリTV」を無償公開した。スマートフォンの対応OSは、iOS 4.3以降と、Android 2.2以降。

 「フリフリTV」は、放送中の番組に合わせてスマホ本体を手で“振る”動作により、視聴者向け企画などに参加できるもの。一定の回数を振ってプレゼントに応募したり、番組で紹介した店舗で使えるクーポンを入手したり、お笑い番組で審査するといったことが行なえる。同アプリの特徴は、操作をシンプルな“フリフリ”に特化したこと。従来のセカンドスクリーンアプリで課題としていた「視聴者がスマホを注視しすぎる」ことを防ぎ、テレビの映像を楽しみながら企画に参加できるようにしたという。

 同アプリを使った第1弾企画として、朝の情報番組「PON!」において、12月23日〜26日(10:25〜11:25)に「目指せ!! 憧れのハワイ旅行! フリフリマイレージ!!」を実施。番組の放送中にアプリを起動してスマホを振ることで「フリフリマイレージ」が貯まる。1回の参加では5フリフリマイルまでだが、オンエア中は何度でも参加可能。参加者が増えて“フリフリ”が多くなると段階的に旅行先がグレードアップしていくため、「一般的なプレゼント企画と違い、参加者が増えた方が得をする」という。フリフリマイルを貯めた後は、“手相芸人”としても知られる島田秀平の「2014年開運壁紙」がプレゼントされるミニゲーム「開運チャレンジ」にも参加可能。

 そのほか、26日のPON!で行なわれるお笑いバトル「PON!-1グランプリ チャンピオン大会」において、「フリフリ投票企画」を実施。視聴者が面白いと思ったら“フリフリ”で投票し、No.1を決めるという。

テレビをみて、スマホを振るというシンプルなUIを採用
クイズや投票に参加したり、スポーツ中継の応援、音楽番組で踊るといった利用も想定
PON!でフリフリマイレージを貯めて、「開運チャレンジ」に挑戦している画面

 また、年末の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!! 大晦日年越しスペシャル!! 絶対に笑ってはいけない地球防衛軍!」(12月31日18時30分〜24時30分)において、同アプリを使った「フリフリ引出し!!」を実施。番組内で、出演者を笑わせるための様々なアイテムが出てくることで知られる“引出し”をアプリ内で再現。引出しを開けると「おもしろレア画像」がもらえる。画像は12種類で、フリフリのタイミングは、番組のデータ放送で案内。画像を集めるとレアなプレゼントが当たる企画も用意している。

 このほかにも、番組やキャンペーン、リアルイベントなど様々な方面で「フリフリコンテンツ」を応用可能。同社がSNS連携テレビ視聴サービス「JoinTV」などで目指す、放送(オンエア)から通信(オンライン)、リアルスポット(オフライン)への誘導「O2O2O」(オーツーオーツーオー)を創出していくという。

対応番組が始まるまではティザー表示となっているが、画面を振るだけでも音と振動で楽しめる
一定程度振ると、予告画面に移行
アプリの説明ページ

フリフリで感情を表せる「未来のリモコン」に

日本テレビの加藤友規氏

 同社は9月にも、Twitter連携で番組の盛り上がりをグラフ化する「wiz tv」アプリで、“フリフリ”動作を使ってPON!でのプレゼント企画を実施していた。当時は「10万フリフリで、プレゼントがハワイ旅行にグレードアップする」というものだったが、予想を超えて14万フリフリにまで達し、追加のプレゼントを用意したという。

 そのほかにも、深夜番組「アイドルの穴」で、フリフリすると水着アイドルの様々な映像を観ることができたり、映画「ハングオーバー」との連動企画で、フリフリするとシークレットサイトにアクセスできるといった企画を行なっていた。番組ジャンルとしては、出演者と視聴者のコミュニケーションがとれる生放送が、フリフリTVと親和性が高いという。

 日本テレビの編成局メディアデザインセンター メディアマネジメント部主任の加藤友規氏は、“振る”というシンプルな動作に特化したアプリを提供することについて「ガチャガチャを回すような体験を出演者と一緒になって楽しめる、新しいインターフェイスとするために企画した」と説明。「やりたいことを詰め込み過ぎると、何でもできるが結局使われずにカバンの中に埋もれてしまう“10徳ナイフ”になってしまう可能性がある。できる限りボタンは少なくして、将来的には、フリフリで感情を表せるような、未来のリモコンにしたい」と述べた。

 アプリの開発プロジェクトには、トイカメラ風の写真撮影アプリ「TiltShift Generator」などで知られる深津貴之氏や、auのスマホ「INFOBAR A02」の画面UIをデザインした奥田透也氏が協力してUIを開発した。

 今後は、オープンプラットフォーム化を進めることで、オフラインサービスを含めた様々なIDを結びつけることを計画。例えば、スマホを振るだけでSNSなどの「チェックイン」を行なったり、振ってワンタップでプレゼントに応募するといった、手続きの簡略化も見込めるという。

これまでのwiz tvでのフリフリ企画
放送と実店舗の連携モデル
テレビCMを見て、スマホを振って(クーポンなどを取得し)、店舗へ足を運ぶといった流れを作ることも目指す

(中林暁)