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ソニー、HDMI 2.0対応のボード型シアター「HT-XT1」
4Kパススルー+木製キャビネット+SongPal
(2014/4/14 13:11)
ソニーは、テレビ下などに設置するボード(台座)タイプのHDMI搭載シアターシステム「HT-XT1」を5月31日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は32,000円前後。
ソニー初のボードタイプのシアターシステム。設置性に優れたボード型ながら、デジタルアンプ「S-Master」の搭載や木製キャビネットの採用により音質を強化。また、サウンドバータイプの「HT-CT370」と同様にHDMI 2.0/4Kパススルーにも対応する。
50型以下のBRAVIA(2011年以降)を設置可能なシアターシステムで、耐加重は30kg(テレビスタンドサイズ横50cm×奥31cm、または幅70cm×25cm)なっており、強化ガラス天板の採用により高級感と耐久性を高めている。天板の不要な振動を抑制する「ダンパークッション支持構造」を採用している。
キャビネットは、多くのオーディオ用スピーカーと同様に木箱の構造を採用することで、スピーカー本来の素直で自然な音色や、聞き心地のよい音色を目指したとする。
ユニットは35×80mmのフルレンジ×2と、100mmコーンユニット×2のサブウーファからなる2.1ch構成で、ウーファは底面に装備。アンプはS-Master。出力は35W×2+100Wの合計170W。
サラウンド技術「S-Force Pro フロントサラウンド」を搭載。テレビ番組のジャンルやCD/DVD/BD/スマートフォンからのBluetooth音楽など、コンテンツにあわせて最適なサウンドに自動設定する「ClearAudio+」も新搭載し、操作の手間を省いている。HDMI接続されたPlayStation 4/3の入力時にはGAMEモードに自動で切り替わる。
サウンドモードは、ClearAudio+とスタンダード、ムービー、ゲーム、ミュージック、ポータブルオーディオエンハンサー、スポーツ。セリフを聴き取りやすくする「ボイスアップ」、深夜/小音量時に急峻な音量変化を抑える「ナイトモード」なども装備する。
HDMI入出力はHDMI 2.0に対応し、入力×3と出力×1を装備。4K/60p信号のパススルーに対応することで、4KプレーヤーやBDプレーヤーの4Kアップコンバート出力を、XT1を経由してテレビなどに出力できる。BDプレーヤーからのDTS-HD Master Audio/ドルビーTrueHDなどロスレスコーデックや、5.1ch/7.1chリニアPCMのデコード、3D信号のパススルーなどにも対応する。
HDMI入出力のほか、光デジタル音声入力×1、アナログ音声入力×1(ステレオミニ)も装備。Bluetooth Ver.3.0を装備し、スマートフォンやタブレットからのBluetooth音声出力や操作が行なえる。対応プロファイルはA2DP。AACコーデックもサポートする。NFCも装備し、対応スマホなどとのワンタッチペアリングも可能となっている。
スマホ/タブレット向けにアプリ「SongPal」を提供。Android版とiOS版が用意され、Bluetoothでの音楽出力のほか、CT370の音質へ設定やサウンドモードや入力切替などの操作が行なえる。
HDMI連携したBRAVIAからのコントロールにも対応し、対応BRAVIAのメニュー画面上の「オーディオ機器コントロール」からシアターの音質、サウンドモード、入力切替の設定変更などが行なえる。
消費電力は約34W(待機時約0.5W以下)。外形寸法は約720×310×72mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約8kg。リモコンや光デジタル音声ケーブル、テレビ転倒防止ベルトなどが付属する。