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ソニー、4K放送チューナを今秋発売へ。外付HDD録画も

HEVC/XAVC Sデコーダ内蔵。ハンディカムの4K映像対応

 ソニーは21日、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による、4K試験放送「Channel 4K」の受信に対応した124/128度CSデジタル放送チューナを今秋に発売することを明らかにした。詳細は後日公開予定で価格も未定だが、外付けHDDへの録画や内蔵HEVCデコーダによる4K放送視聴に対応する。

開発中の4K試験放送対応CSデジタル放送チューナ

 4K試験放送は、NexTV-Fが主体となり、6月2日からスカパー プレミアムサービスの124/128度CS放送で実施する。チャンネル名は「Channel 4K」で、放送開始は6月2日13時。無料で視聴でき、チャンネルはCh.502。当初は1日6時間程度、13時から19時まで放送する。

 開発中の4K試験放送チューナは、スカパー! プレミアムサービスチューナと、H.265/HEVCデコーダを内蔵し、「Channel 4K」の受信に対応。著作権保護のHDCP 2.2と4K/60p出力に対応したHDMI 2.0出力端子を装備し、HDCP 2.2/HDMI 2.0対応テレビと接続して、4K試験放送を楽しめる。

 また、外付けHDDへの録画にも対応し、4K放送コンテンツを4K画質で録画/再生できる。また、4Kハンディカムで採用しているXAVC S(コーデックはMPEG-4 AVC/H.264)のデコーダも内蔵しており、4Kハンディカムで撮影した4K映像を外付けHDDに保存し、テレビなどに出力できる。

 なお、ネットワーク再生機能の有無や、外付けHDDのインターフェイス規格は未定とのこと。

ソニー製品の4Kチューナ対応状況。'13年モデルはアップデートも必要

 現時点では、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」や4Kプロジェクタで、4K試験放送チューナ内蔵製品は無い。しかし、NextTV-Fによる4K放送仕様決定前に発売した4K BRAVIAや4Kプロジェクタでも、HDMI 4K/60pとHDCP 2.2をサポートしていれば、HDMIで4K放送チューナを接続し、4K放送を視聴可能になる。

KD-85X9500B。X9500B/X9200B/X8500Bシリーズなど2014年モデルは出荷時からHDMI 4K/60pとHDCP 2.2対応

 BRAVIAでは、2014年5月発売のX9500B/X9200B/X8500Bシリーズが対応済みで、2013年10月発売のX8500Bシリーズも、HDCP 2.2に対応し、ソフトウェアバージョンアップ(PKG 4.0001 JPA以降)でHDMI 4K/60pに対応する。

 また、2013年6月発売のX9200AシリーズはソフトウェアバージョンPKG 4.0001 JPA以降で4K/60p対応となるほか、HDCP 2.2にはソフトウェアアップデートもしくは基板交換(無償)で対応予定。詳細は近日中に告知する。

 2012年11月の84型「KD-84X9000」は、基板交換により、4K/60pとHDCP 2.2に対応する。

 プロジェクタは、2013年12月発売「VPL-VW1100ES」と、'13年11月発売の「VPL-VW500ES」がHDMI 4K/60pとHDCP 2.2に対応。また、2011年12月発売の「VPL-VW1000ES」は有償アップグレードサービスで、HDMI 4K/60pとHDCP 2.2に対応する。

KD-65X9200A(X9200Aシリーズ)は、出荷時期によって基板交換の場合も
KD-84X9000
VPL-VW500ES
4K BRAVIA
シリーズ HDMI 4K/60p HDCP 2.2
X9500B
X9200B
X8500B
('14年5月発売)
対応済み 対応済み
X8500A
('13年10月発売)
ソフトウェア
アップデート
(PKG 4.001JPA以降)
対応済み
X9200A
('13年6月発売)
ソフトウェア
アップデート
(PKG 4.001JPA以降)
基板交換が必要になる場合も
今秋を目処に無償アップデート
KD-84X9000
('12年11月発売)
基板交換サービス(無償)を実施
プロジェクタ
製品名 HDMI 4K/60p HDCP 2.2
VPL-VW1100ES 対応済み 対応済み
VPL-VW500ES 対応済み 対応済み
VPL-VW1000ES 発表済みの有償アップグレードサービスを利用(10万円)

 なお、4K試験放送対応レコーダは、シャープが6月25日に「AQUOS 4Kレコーダー(TU-UD1000)」を発売予定。価格は12万円で、1TBのHDDも内蔵する。

(臼田勤哉)