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ソニー、4K放送チューナを今秋発売へ。外付HDD録画も
HEVC/XAVC Sデコーダ内蔵。ハンディカムの4K映像対応
(2014/5/21 15:36)
ソニーは21日、次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)による、4K試験放送「Channel 4K」の受信に対応した124/128度CSデジタル放送チューナを今秋に発売することを明らかにした。詳細は後日公開予定で価格も未定だが、外付けHDDへの録画や内蔵HEVCデコーダによる4K放送視聴に対応する。
4K試験放送は、NexTV-Fが主体となり、6月2日からスカパー プレミアムサービスの124/128度CS放送で実施する。チャンネル名は「Channel 4K」で、放送開始は6月2日13時。無料で視聴でき、チャンネルはCh.502。当初は1日6時間程度、13時から19時まで放送する。
開発中の4K試験放送チューナは、スカパー! プレミアムサービスチューナと、H.265/HEVCデコーダを内蔵し、「Channel 4K」の受信に対応。著作権保護のHDCP 2.2と4K/60p出力に対応したHDMI 2.0出力端子を装備し、HDCP 2.2/HDMI 2.0対応テレビと接続して、4K試験放送を楽しめる。
また、外付けHDDへの録画にも対応し、4K放送コンテンツを4K画質で録画/再生できる。また、4Kハンディカムで採用しているXAVC S(コーデックはMPEG-4 AVC/H.264)のデコーダも内蔵しており、4Kハンディカムで撮影した4K映像を外付けHDDに保存し、テレビなどに出力できる。
なお、ネットワーク再生機能の有無や、外付けHDDのインターフェイス規格は未定とのこと。
ソニー製品の4Kチューナ対応状況。'13年モデルはアップデートも必要
現時点では、ソニーの液晶テレビ「BRAVIA」や4Kプロジェクタで、4K試験放送チューナ内蔵製品は無い。しかし、NextTV-Fによる4K放送仕様決定前に発売した4K BRAVIAや4Kプロジェクタでも、HDMI 4K/60pとHDCP 2.2をサポートしていれば、HDMIで4K放送チューナを接続し、4K放送を視聴可能になる。
BRAVIAでは、2014年5月発売のX9500B/X9200B/X8500Bシリーズが対応済みで、2013年10月発売のX8500Bシリーズも、HDCP 2.2に対応し、ソフトウェアバージョンアップ(PKG 4.0001 JPA以降)でHDMI 4K/60pに対応する。
また、2013年6月発売のX9200AシリーズはソフトウェアバージョンPKG 4.0001 JPA以降で4K/60p対応となるほか、HDCP 2.2にはソフトウェアアップデートもしくは基板交換(無償)で対応予定。詳細は近日中に告知する。
2012年11月の84型「KD-84X9000」は、基板交換により、4K/60pとHDCP 2.2に対応する。
プロジェクタは、2013年12月発売「VPL-VW1100ES」と、'13年11月発売の「VPL-VW500ES」がHDMI 4K/60pとHDCP 2.2に対応。また、2011年12月発売の「VPL-VW1000ES」は有償アップグレードサービスで、HDMI 4K/60pとHDCP 2.2に対応する。
シリーズ | HDMI 4K/60p | HDCP 2.2 |
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X9500B X9200B X8500B ('14年5月発売) | 対応済み | 対応済み |
X8500A ('13年10月発売) | ソフトウェア アップデート (PKG 4.001JPA以降) | 対応済み |
X9200A ('13年6月発売) | ソフトウェア アップデート (PKG 4.001JPA以降) | 基板交換が必要になる場合も 今秋を目処に無償アップデート |
KD-84X9000 ('12年11月発売) | 基板交換サービス(無償)を実施 |
製品名 | HDMI 4K/60p | HDCP 2.2 |
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VPL-VW1100ES | 対応済み | 対応済み |
VPL-VW500ES | 対応済み | 対応済み |
VPL-VW1000ES | 発表済みの有償アップグレードサービスを利用(10万円) |
なお、4K試験放送対応レコーダは、シャープが6月25日に「AQUOS 4Kレコーダー(TU-UD1000)」を発売予定。価格は12万円で、1TBのHDDも内蔵する。