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スカパー、不正視聴装置の販売/購入者3名に民事訴訟を提起。約560万円

 スカパーJSATとスカパー・ブロードキャスティングは19日、有料多チャンネル放送「スカパー! プレミアムサービス」を無料で視聴するための不正装置を販売、購入した者に対し、損害賠償の支払を求める民事訴訟を提起した。

 訴訟を提起した裁判所は、東京地方裁判所と仙台地方裁判所、富山地方裁判所。被告は不正装置を販売した男1名のほか、購入した男2名の合計3名で、損害賠償請求額は3名合計で562万8,997円。なお、不正装置の販売者は2013年10月に、懲役2年6カ月、執行猶予4年の有罪判決を受けている。

 スカパーでは、「不正視聴は、有料多チャンネル放送全体の健全な普及拡大に甚大な影響を与えるもので、悪質かつ許されざる行為。今後も有料放送サービスの不正視聴にまつわる行為については、有料放送の公正な視聴の観点から厳正に対処していく」としている。

(臼田勤哉)