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パナソニック、LTE対応でSIMフリー、1型センサーで4Kも録れるコミュニケーションカメラ

 パナソニックは、1型の大型イメージセンサーと新開発ライカレンズを搭載し、4K動画撮影に対応、LTE通信機能も備え、SIMロックフリーで、撮影した写真や動画をSNSなどにアップロードできるコミュニケーションカメラ「LUMIX CM1」を発表した。9月16日にドイツのケルンで開催されるカメラ展示会「Photokina 2014」で参考出展される。

コミュニケーションカメラ「LUMIX CM1」

 「一眼並み」というデジタルカメラの性能をコンパクトな筐体に搭載し、マニュアル撮影機能を充実させると共に、OSとしてAndroid 4.4を採用。LTE/WCDMA/GSMの通信機能も搭載し、スマートフォンのように撮影した写真などを素早くSNSにアップロードできるのが特徴。SIMロックフリー仕様となっている。

 対象ユーザー層としてパナソニックでは、「プロやセミプロなどのカメラ愛好家が日常で使うセカンドカメラ」を想定するほか、「SNSを楽しむネット世代のニーズにも応える」としている。今後はクラウド対応機能の拡充なども視野に入れた開発を続け、ユーザーニーズを見極めた上で市場導入するとしている。

 なお、僚誌デジカメWatchでも、Photokina 2014のレポート記事にて、詳細を紹介している。

 カメラ機能としては、1型、2,010万画素の高感度MOSセンサーを搭載。レンズは焦点距離28mm、F2.8のLEICA DC VARIO-ELMARITで、絞り(F2.8-F11)は多段虹彩絞りを採用。絞り優先、シャッタースピード優先、マニュアルモードの撮影も可能。絞りやシャッタースピード、クリエイティブコントロールなどの設定に使えるコントロールリングも備えている。

 1,920×1,080/30pに加え、3,840×2,160ドット/15pでの4K動画撮影もサポート。日常シーンで子供やペットの一瞬の動きや表情をブレずに逃さず撮れるという新開発アプリ「4K プリ連写」も備え、シャッターを押した瞬間と、その前後で約45枚を記録。その中から1枚を、その場で切り出せる。また、4K動画から写真を切り出すアプリ「4K Photo切り出し」も用意する。

 CPUはクアッドコアの「MSM8974 AB 2.3GHz」。メモリは2GB、ストレージメモリは16GB。128GBまでのmicroSDXCカードに対応したスロットも用意する。背面の液晶モニタは4.7型622万画素で、静電容量方式のタッチパネルタイプ。内蔵バッテリは2,600mAhのリチウムイオンバッテリ。外形寸法は68×135.4×21.1(最薄部15.2)mm。重量はバッテリやUIMカード、メモリーカードを含めて約204g。

(山崎健太郎)