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JBL、BT/DLNA対応でアコースティックデザインの大型アクティブスピーカー「Authentics」

 ハーマンインターナショナルは、Bluetoothレシーバ機能も搭載したJBLの大型アクティブスピーカー「Authentics」(オーセンティックス)シリーズ2機種を10月10日に発売する。価格はどちらもオープンプラスで、直販サイトの価格は300W出力で3ウェイ構成の「Authentics L16」が118,000円、 120W出力で2ウェイ「Authentics L8」が60,000円。

東京ミッドタウン内の直営店「HARMAN Store」のオープン時に参考展示されていたもの。下がL8、上がL16

 NFCにも対応したBluetoothレシーバ機能、DLNA対応のネットワークプレーヤー機能、AirPlayにも対応したアクティブスピーカー。スマートフォンなどからのワイヤレス再生に対応する。

 L16とL8ではユニット構成や筐体の素材も異なる。どちらのモデルもフロントのグリルにウレタンフォームを使用。これは、1971年に発売されたJBLのスピーカー「JBL L100 Century」をモチーフにしたもので、「アコースティックなデザインはインテリアとしても存在感抜群」としている。

モデル名L16L8
直販価格118,000円60,000円
対応ワイヤレス規格Bluetooth/DLNA/AirPlay
入力端子ステレオミニ×1
光デジタル×1
RCA(ライン/Phono)×1
ステレオミニ×1
光デジタル×1
搭載ユニット25mm径ツイータ
50mm径ミッドレンジ
130mm径ウーファ
25mm径ツイータ
100mm径ウーファ
アンプ出力50W×630W×4
L16はフォノイコライザも搭載している
L16の背面
光沢のあるL8
L8の背面

 無料のアプリ「JBL MUSIC」(英語版)をスマートフォンなどにダウンロードすると、ボリュームやトーンコントロールなどの操作も可能。Wi-FiとDLNAを使った音楽再生にもこのアプリが利用できる。

天面のパーツを外すと、スマホなどの置き場所が現れる

 さらに、ステレオミニのアナログ入力、角型の光デジタル入力も装備。様々な機器と接続して再生でき、上位モデルのL16には、MM/MCカートリッジ対応のフォノイコライザ(ライン/Phono入力兼用)も搭載。レコードプレーヤーとも接続できる。

 様々な圧縮フォーマット/ビットレートの楽曲データを、リアルタイムで補正しながら再生する「クラリファイ」技術を搭載。ビットレートが低ければ低いほど、クラリファイは介入の度合いを深めてデータを補完。CDクオリティの音楽データの場合は、介入せず、スルーで再生するという。

 L16は、筐体の素材にウォールナットを採用。L8は、ブラックカラーで、天板はピアノのような光沢仕上げとなっている。

 搭載ユニットはL16が25mm径ツイータ、50mm径ミッドレンジ、130mm径ウーファを採用。アンプ出力は50W×6。周波数帯域は35Hz~35kHz。L8は25mm径ツイータ、100mm径ウーファを採用。アンプ出力は30W×4。周波数帯域は45Hz~35kHz。

 外形寸法と重量は、L16が690×260×205mm(幅×奥行き×高さ)で、12.7kg。L8が565×230×160mm(同)で、7.2kg

交換用グリルも

 Authenticsシリーズは、グリルの取り外しが可能。標準で付属するのはブラックだが、別売グリルも用意。L16用として、ブルーとレッドを直販各7,000円で、L8用としてベージュ、パープルを、直販各6,000円で用意する。

 また、シリーズを設置するための専用スピーカースタンドも同時に発売。直販価格はL16用が12,000円、L8用が10,000円となる。

L16、左からブルー、レッドの別売グリルを組み合わせたところ
L8、左からベージュ、パープル、レッドの別売グリルを組み合わせたところ

(山崎健太郎)