ニュース

パナソニック、10型モニター+サーバーでTV視聴や家電の一括操作ができるコントローラ

 パナソニックは、テレビの視聴/録画と、エアコン/ドアホンなど宅内機器の操作などをまとめて行なえる住宅機器コントローラー「HF-MC10A1」を、12月15日に発売する。500GB HDD内蔵のホームサーバーと10型防水液晶モニターのセットで、価格は112,000円。

HF-MC10A1のサーバー(左)とモニター(右)

 家庭内にある複数のリモコンでの操作を1台の無線LAN搭載モニターに統一し、ワイヤレスでまとめてコントロール可能にする製品。スマートメーターや家電、電気設備などが相互にデータ通信する共通通信規格「ECHONET Lite」に対応した機器などをネットワーク接続することで、エアコンなどの操作が行なえる。DECT(Digital Enhanced Cordless Telecommunications)にも準拠し、同社の「どこでもドアホン」と連携してモニターで来客対応も可能。さらに、サーバーと連携してスマートフォンで宅外から電気錠やエアコンなどの制御や状態確認もできる。

 エアコンなどの家電を自動で制御して節電する「AiSEG」とも連動し、電力使用や発電の状況など、家全体のエネルギーの流れを「見える化」することも可能。AiSEG対応機器の宅内での遠隔操作も行なえる。モニターの充電台設置時に、天気などを表示するアプリも用意する。

 モニターは10型のポータブルテレビとしても利用可能。同社の「プライベート・ビエラ」と同様に、テレビの視聴/録画/再生が行なえ、IPX5/7防水仕様により、浴室やキッチンなどでもテレビを視聴できる。チューナは地上/BS/110度CSデジタル対応で、サーバーの500GB HDD(システム領域含む)に録画でき、DRモードのほか最大15倍の長時間録画にも対応する。DLNA/DTCP-IPの「お部屋ジャンプリンク」に対応したレコーダのDIGAにある録画番組も、HF-MC10A1のモニターで視聴できる。

 サーバーにはEthernetとHDMI端子を装備。消費電力は約13W。外形寸法は169×184×43mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.7kg。モニター部は、IEEE 802.11a/b/g/nの無線LANを搭載。出力800mW×2chのスピーカーや、モノラルマイク、ステレオミニのイヤフォン出力も備える。2,920mAhのバッテリを内蔵し、連続使用時間は約3.5時間。外形寸法は183.3×264×19.6mm(縦×横×厚さ)、重量は約0.7kg。

(中林暁)