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マクセル、Wスロット&スマホ視聴対応のiVDR/BD/HDDレコーダ
iV-iVダビング、4K/24p、DLNAムーブの「BIV-TW1000」
(2014/10/6 11:45)
日立マクセルは、カセットHDD「iVDR」とBlu-ray Discと内蔵HDDの3つに対応したレコーダ「アイヴィブルー」新モデル2機種を10月15日に発売する。1TB HDDとiVDRスロット×2の「BIV-TW1000」と1TB HDDとiVDRスロット×1の「BIV-WS1000」をラインナップし、価格はオープンプライス。店頭予想価格はBIV-TW1000が9万円前後。 BIV-WS1000が7万円前後。iVDRの「iVカセット」は別売。
BD/HDD/iVDRの3つのメディアへの録画に対応したレコーダ。内蔵HDDとiVDR、BDの3つの録画媒体を使い分けることで、自由でスマートな新しい録画スタイルを楽しめるとしている。
上位モデルの「BIV-TW1000」は、1TB HDD+2つiVDRスロットを備え、地上/BS/110度CSデジタルチューナ×3を装備。「BIV-WS1000」は1TB HDD+1つのiVDRスロットで、地上/BS/110度CSデジタルチューナ×2を備えている。
新アイヴィーブルーでは、スマートフォンやタブレット機器などでの録画番組視聴に対応。また「BIV-TW1000」は、トリプルチューナ構成となるほか(BIV-WS1000はダブルチューナ)、iVDRのダブルスロットを採用し、iVカセット(iV)からiVへのダビングに対応。また、4K/24pのアップコンバート出力もTW1000のみが対応する。マクセルでは、「ユーザから要望の多い機能を新たに追加した」という。
ダブルiVスロットや3チューナ、お好み録画など
USB HDDを追加できる他社のBDレコーダと比べた優位点としては、台数の制限なくカセットHDDを増やすことができるほか、他のiVDR搭載テレビやプレーヤーなどで再生できる点など。「レコーダを買い替えても番組をiVDRを挿せば番組をそのまま見られる」という点をアピールしている。
チューナはBIV-TW1000が3系統、BIV-WS1000が2系統。通常のDRモード録画のほか、最高12倍の長時間録画に対応。1TBのiVであれば最大1,089時間の録画が行なえる。新機能として、気になるジャンルや好きなタレント名、キーワードを設定し、マッチした番組を自動録画する「お好み録画」機能を搭載した。
BIV-TW1000では、ダブルiVスロットを装備。1巻目のiVをドラマ用、2巻目を好きなタレント用などの使い分けに対応し、iVからiVへのダビングも可能なため、ライブラリづくりにも便利としている。
Ethernetを装備し、「スカパー! プレミアムサービスLink」(録画・ダビング)に対応。BIV-TW1000では最大4番組の同時録画が行なえる(BIV-WS1000は最大3番組)。
ジャンルごとに色分けした番組表(Gガイド)を採用。予約済みの番組は赤丸で囲んで表示され、視認性を高めている。シンプルな操作性を実現する「カンタンメニュー」も採用した。
DLNAサーバーに新対応。スマホ視聴も
DLNAサーバー機能も装備し、アイヴィーブルーとDLNA対応のテレビやパソコンなどをつないで、ネットワーク経由でアイヴィーブルーの録画番組視聴が可能。また、DLNAムーブIN機能を搭載しているため、テレビのDLNAムーブOUT機能を備えた機器から、アイヴィーブルーにダビングできる。
また、スマートフォンやタブレットなどからの録画番組視聴に対応。また、BIV-TW1000はIEEE802.11a/b/g/nの無線LANを装備する。
BDドライブ部は、BD-R/RE記録に対応し、BDXL(TL)もサポート。Blu-ray 3Dディスクの再生も行なえる。SDカードスロット(SDXC対応)やUSB端子も備えている。
HDMIは1系統。BIV-TW1000のみ4K/24pの4Kアップコンバート出力に対応し、BDビデオなどを高品位に4K対応テレビなどに出力できる。光デジタル音声出力とアナログ音声出力も装備する。また、コンポジット/アナログ音声入力も備え、VHSデッキやビデオカメラなどからの外部入力録画も可能。新デザインのリモコンを採用し、14社のテレビの操作に対応する。
消費電力と年間消費電力量はBIV-TW1000が29W、24kWh/年、BIW-WS1000が26W、22kWh/年。外形寸法はBIV-TW1000が430×277.7×55.9mm(幅×奥行き×高さ)、BIW-WS1000が430×271.2×55.9mm(同)。重量は3.0kg。