10月ビデオソフト売上、BD伸長もDVDが落ち込み前年比88.4%に。JVA発表

　日本映像ソフト協会(JVA)は2日、2014年10月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は169億5,600万円で、前年同月比88.4%となった。売上本数は同94.8%の566万7,000枚。JVAは、「BDビデオの総売上が前年同月比115.4%と伸長したが、DVDビデオが同75.6%と低調で、DVDの落ち込みをカバーするまでには至らなかった」としている。

　BDビデオ全体の売上金額は前年同月比115.4%の71億2,800万円で、数量は同117%の153万5,000枚。ビデオソフト全体におけるBDの金額構成比は42%で、数量の構成比は27.1%。内訳は、販売用の売上額が前年同月比115.7%の68億5,600万円、数量は同111.5%の136万9,000枚。レンタル店用は売上額が同108.1%の2億6,600万円、数量が同198.6%の16万4,000枚。

　DVDビデオ全体の売上額は前年同月比75.6%の98億2,800万円。数量は同88.6%の413万2,000枚。内訳は、販売用の売上額が同66%の51億8,000万円、数量は同72.3%の174万3,000枚。レンタル店用は売上額が同90.2%の45億9,900万円、数量は同107%の237万6,000枚。

　販売用の売上の割合は、BD：DVDが57：43となり、BDがDVDを上回っている。

　2014年10月度の新作BDビデオは、販売用が前年同月比103.1%の262タイトル、レンタルは同108.3%の26タイトル。新作DVDは販売用が同98%の484タイトル、レンタルは同87%の454タイトルとなっている。