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DSD対応のiPhoneハイレゾ再生アプリ「Ne PLAYER」

ハイレゾ用の表示やソートで選曲しやすさを追求

 ラディウスは、スマートフォンでハイレゾ音楽を再生できるアプリ「Ne PLAYER」のiOS版である「Ne PLAYER for iOS」を、4月上旬に発売する。価格は「調整中」としており、明らかにしていない。対応OSはiOS 7.0以降で、iPhone 5/5c/5s/6/6 Plus、iPad mini/mini2/mini3、iPad Air/Air2、第5世代iPod touchで利用可能。

Ne PLAYER for iOS

 DSDを含むハイレゾ再生に対応したアプリで、既存のAndroid版に加え、新たにiOS版も発売する。DSDは2.8/5.6/11.2MHzをサポートし、11.2MHzはPCM 352.8kHzに変換。5.6MHz/2.8MHzはDoPとPCM変換の両方に対応する。なお、機種によって対応サンプリングレートは異なり、iPhone 5/5cは11.2MHzに非対応。iPad mini、第5世代iPod touchでは11.2/5.6MHzに対応しない。そのほか、FLAC/ALAC/WAV再生は384kHz/32bitまで、AAC/HE-AAC/MP3は48kHz/16bit、320kbpsまでサポート。なお、DRMで保護された曲は再生できない。

 聴きたいハイレゾ音源を選曲しやすいように、「サンプリングレート」、「フォーマット」でのソート(並び替え)ができるのが特徴。「プレイリスト」、「アルバム」、「アーティスト」、「曲」、「ジャンル」でのソートも行なえる。また、iTunesと同期した曲とハイレゾ音源をそれぞれ独立したライブラリで表示。「膨大な曲の中にハイレゾ音源が埋もれること無く選曲できる」としている。

曲名とともにフォーマットとビット数/サンプリングレートも表示
サンプリングレートなどでソート可能
DSDは機種によって対応が異なる

 さらに、ハイレゾ音源の再生状況を表示する「ハイレゾビジュアライザー」も搭載し、ハイレゾ音源が正しく再生できているか、音質が劣化せずに出力されているかを分かりやすくビジュアルで確認できる。ハイレゾ音源を持っていなくても、アプリで最大48kHzに音源をアップサンプリングして再生することが可能。3種類のインターフェイスのイコライザも装備する。

画面上部にあるのが「ハイレゾビジュアライザー」
ハイレゾビジュアライザーの説明
イコライザ画面

(中林暁)