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radius、Androidスマホ専用のDAC/ヘッドフォンアンプ

約2万円。Ne PLAYERと組み合わせてAndroidハイレゾ

 ラディウス(radius)は、Android OSでハイレゾ音源を再生できる小型のDAC搭載ヘッドフォンアンプ「RK-LCH61」を12月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。

RK-LCH61

 USBオーディオ出力に対応したスマートフォンに接続し、高音質なヘッドフォン出力が行なえるAndroid OS専用ヘッドフォンアンプ。同社ではiPhone用の「AL-LCH21」を6月に発売しているが、そのAndroid版となる。

RK-LCH61とNe PLAYERの組み合わせを訴求

 DACにはWolfsonの「WM8740」を搭載し、最高96kHz/24bitまでのハイレゾ音源に対応。ハイレゾ音源の再生には、別途ハイレゾ再生対応アプリを使用する必要があるが、RK-KCH61の発売に合わせてハイレゾ対応Androidアプリ「Ne PLAYER」を提供予定(有料)。DSDには対応しない。

 オペアンプには、TIの「LMH6642」を採用。高スルーレートでハイレゾ音源の特徴である高音をより豊かに表現するという。また、スマートフォンの電圧を最大限利用しながら電力消費を抑え、幅広いダイナミックレンジを実現するとしている。デジタル部とアナログ部のノイズ干渉を抑制する独自の回路構成を採用し、S/Nを改善。出力コンデンサーを必要としない設計とし、低音域を失わずに高品質かつパワフルな出力を行なうという。出力は60mW×2ch(16Ω)。

 ヘッドフォン出力(ステレオミニ)を装備、入力はマイクロUSBのみ。電源はスマートフォンから供給する。ケーブル長は100mm。重量は約17g。対応のAndroid端末は、Xperia Z3/Z3 Compactや、GALAXY Note Edge/S5、ARROWS NX、isai FLなど。詳細は同社の製品ページで案内している。

ハイレゾアプリ「Ne PLAYER」

Ne PLAYER

 Ne PLAYERはAndroid OS専用のハイレゾプレーヤーアプリ。視覚化、リスト化、マネジメントという3つの視点からユーザービリティを見直し、快適なハイレゾプレーヤーを目指したとする。対応OSはAndroid 4.1以降で、Android 4.4以降での利用を推奨している。12月下旬にGoogle Playで提供予定で、価格は提供開始時に案内するとしている。

 対応フォーマットは、192kHz/24bitまでのFLAC/WAVと、WMA/MP3/AAC/HE-AAC/OGG Vorbis。

 ハイレゾビジュアライザーを搭載し、画面上に曲のサンプリングレートとDACに出力されているサンプリングレートを表示。2つのサンプリングレートが一致しない場合(スマホの本体再生時など)は、差分をグレー表示する。ラディウスでは、Ne PLAYERとRK-LCH61の組み合わせで「最高のパフォーマンスを引き出す」としている。

 サンプリングレートやFLACなどのファイルフォーマットでの楽曲検索(リスト化)に対応。また、SDカードやUSBに経由などのストレージごとに独立したライブラリ表示を行なう。

(臼田勤哉)