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4K対応の次世代BD「Ultra HD Blu-ray」が規格化。今夏ライセンス開始

 Blu-ray Discの規格化を担当するBlu-ray Disc Association(BDA)は12日、次世代の4K対応BD「Ultra HD Blu-ray」を仕様を策定し、ロゴを発表した。このUltra HD Blu-rayロゴは、BDプレーヤーやテレビなどの対応製品やディスクに付与される。

「Ultra HD Blu-ray」のロゴマーク

 Ultra HD Bl-rayは、解像度が3,840×2,160ドットの4Kに引き上げられ、従来のフルHD(1,920×1,080)の4倍となるほか、ハイダイナミックレンジ(HDR:High Dynamic Range)に対応。HDR対応のコンテンツやテレビ、プレーヤーを組み合わせることで、よりダイナミックレンジ豊かな映像を楽しめる。さらに、フレームレートや色域なども拡大され、Dolby Atmosのようなオブジェクトベースの“イマーシブオーディオ”に対応する。

 なお、Ultra HD Blu-rayの記録容量は、片面2層ディスクで最大66GB、片面3層で最大100GBとなる。

 オプションとして、購入者がモバイルやホームなど用途に応じてコンテンツの所有権を扱える「デジタルブリッジ」も用意している。

 新しいUltra HD Blu-rayの容量は2層で66GB、3層で100GBとなる。Ultra HD Blu-ray対応プレーヤーは、通常のBDプレーヤーとしても利用可能(通常のBDプレーヤーでのUltra HD Blu-ray再生は不可)。

 Ultra HD Blu-rayのライセンスは今夏から開始、BDAでは、Ultra HD Blu-rayの立ち上げに向け、オーサリング、テスト、認証、ディスク製造などの各産業と協力し、開発ツールやプロセスの改良に取り組み、プレーヤーやソフトウェアの相互互換性や強固なエコシステムの構築に取り組んでいくとしている。

(臼田勤哉)